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03月12日-02号

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  1. 本宮市議会 2015-03-12
    03月12日-02号


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    平成27年  3月 定例会(第2回)          平成27年第2回本宮市議会定例会会議録(第4日目)◯議事日程(第2号)                   平成27年3月12日(木)午前10時開議     開議宣告日程第1 一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(21名)     1番  菊田広嗣君      2番  菅野健治君     3番  橋本善壽君      4番  三瓶裕司君     5番  次藤 栄君      6番  後藤省一君     7番  円谷長作君      8番  佐々木広文君     9番  根本七太君     10番  山本 勤君    11番  渡辺秀雄君     12番  渡辺善元君    13番  川名順子君     14番  遠藤孝夫君    15番  渡辺由紀雄君    16番  伊藤隆一君    19番  国分民雄君     20番  渡辺忠夫君    21番  国分勝広君     22番  川名正勝君    23番  國分義之君◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      中野一夫君  教育委員長    仲川 清君   教育長      原瀬久美子君  総務部長     佐藤栄恭君   市長公室長    渡辺正博君  市民部長     金子勝英君   保健福祉部長   武田正利君  産業部長     立川盛男君   建設部長     鈴木 亨君  白沢総合支所長  登梛 恒君   放射能除染・モニタリングセンター所長                            橋本久雄君  会計管理者    国分郁夫君   教育部長     国分忠一君  総務部次長兼総務課長       総務部次長兼財政課長           坂上清彦君            鈴木弘治君  市長公室次長政策推進課長    市民部次長兼市民課長           武田佳久君            渡辺豊和君  保健福祉部次長高齢福祉課長   産業部次長兼農政課長           移川善弘君            柴田久幸君  建設部次長兼まちづくり推進課長  白沢総合支所次長市民福祉課長           高橋朋久君            武田与司弘君  教育部次長兼教育総務課長           後藤 章君◯事務局職員出席者  議会事務局長   安田 章    議事係長     河原 功  主任主査     伊藤美和    主事       宇田寛之 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(國分義之君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(國分義之君) 会議録署名議員は、前回同様   1番 菊田広嗣君  11番 渡辺秀雄君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(國分義之君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより、本日の会議取材のため録音・撮影等の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づき、これを許可いたしましたのでご了承願います。 また、議会広報特別委員長より広報誌編集のため写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。 なお、一般質問の発言時間は議会の運営に関する基準第86の規定により、30分以内となっておりますのでご了承願います。 それでは、通告順に一般質問を許します。----------------------------------- △根本七太君 ○議長(國分義之君) 通告1番、議席9番、根本七太君の一般質問を許します。 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) おはようございます。 議席ナンバー9番、根本七太です。3月定例議会、一般質問初日に当たりまして、まずスタートを切らせていただきます。 さて、このところ国内外で人の尊厳を踏みにじる暗いニュースが多発しております。こうした中、当市に明るい話題を提供してくださいました。2月28日、スマイルキッズパークにイギリスのウィリアム王子が安倍首相や復興大臣、内堀知事の案内で視察においでをいただきました。被災地の現状に理解を深めたいという王子を一目見ようと多くの市民の皆さんが駆けつけ、歓迎の出迎えをしていただきました。天候にも恵まれ、記念樹の杜で日本を代表するソメイヨシノを子どもたちと一緒に植樹され、子どもたちにとりましても、本市にとりましても心に残る一日でありました。今後、将来にわたりイギリスと本市の新たな交流の橋渡しになったものと、喜びを大きくしている一人であります。 こうしたニュースは、国内はもちろん、国際社会にも報道されたわけでありまして、スマイルキッズパーク屋内・屋外あそび場を設置した成果がこの機にあらわれましたこと、心から称賛申し上げ、質問に入らせていただきます。 まず1件は、高松市長におかれましては、さきに行われました市長選、かつてない三つどもえの戦いを制し、2期目をスタートされました。振り返りますと、今回の選挙は合併時からの重要な課題、財政健全化計画に誤りはなかったか、東日本大震災からの復興、放射能対策、定住振興策、さらには今後4年間の振興施策が問われた選挙でありました。 そこで伺います。この選挙戦を通して、市内全域を回り有権者から託されたもの、心に感じたことがございましたら、まずお尋ねをしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 今回の市長選におきまして、私は現職という立場の中で、市内全域を回るまでには至らなかったというふうなことで、非常に残念に思っておるところであります。そういう中で、時間の許す限り市民の皆様方の声を聞かせていただきました。ただいま議員の質問にもありましたように、この4年間を振り返った中で、今後4年間どう進めていくかというふうなこと、それが問われた選挙だったというふうに思っております。 感想としては、そういう感じを強く受けたところでございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 私も市長支持者の一人として、有権者の皆さんとじかに接しまして、いろいろと学ばせていただきました。 そうした中で、ある人は市長になって間もなく災害に遭遇、その後の震災復興、放射能から市民の命を守るためによく頑張っていただいたと、震災前に初当選した当時の抱負を2期目で頑張ってほしい。また、ある人は神様でもないし、100%いい人などない、1期4年間託された実績を踏まえ、当選したら自信を持って市の発展に尽くしてほしい。また、厳しい声も聞かれました。提案してくれる人の考えを大切にし、これまでより目線を低くしたら市民から親しまれるすばらしい市長になるとの声もございました。私自身、大変勉強になりました。 そこでお尋ねします。支持してくださった方々にはもちろんですが、託されました今後4年間の市政を市民の期待にどのように応えていかれるのか、施政方針にも述べられておりましたが、再度お尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、再質問にお答えをさせていただきます。 選挙期間中、訴えさせていただいたことの中身になろうかというふうに思いますけれども、まず震災についての復旧については、ほぼ完了していると。そういう中で、この原発に対する特に除染、それをいかに進めていくかというふうなこと、これが一つの2期目に課せられた課題になってくるということは間違いないんだろうというふうに思っております。 こういう中で、冷静にどういう手法が一番この本宮市にとって市民の皆様方に安心を得る除染になるかというふうなこと。これを再度しっかりと考えていきながら、また除染に携わっていただいております多くの方々との意見の交換もさせていただかなくてはいけないということがございます。その辺を踏まえながら進めていくということ、これが1点目でございます。 次、2点目といたしましては、平成26年度から進めさせていただきました定住促進、これが去年の平成26年10月から本格的にスタートを始めたというふうな中で、その定住促進、これをしっかりと進めていきながら、この本宮市の元気、へその町の元気を発信していくべきだろうと。平成27年度から始まるこの地方創生、これにいかに絡めていきながらこの施策を展開していくかというふうなこと、これが一つ大切なことだろうというふうに思っております。 この2点を強力に進めていくと、特に2点目につきましては、前々から議員の皆様方にもお話をさせていただいておりますけれども、決して一つの施策だけでこの定住促進がなし得るものではないということであります。子どもさんからお年寄りの方々まで、いろんな形の中でその施策を絡め合って定住促進を進めていく。この必要性というのは、私は今でも変わるものがありませんし、2期目として強力に進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕
    ◆9番(根本七太君) ただいま市長から答弁がありました。2つあって、住宅除染と定住促進だというふうな形がございました。私は、住宅除染について平成27年度が終了目標でございます。作業の安全を図りながらの達成は、大変厳しい状況になるのかなというふうに考えております。受注業者と密に情報を交換しながら、加速化に努められるよう期待するものであります。 さらに、市長選で掲げた震災前よりも元気で輝く市を構築するとの意気込みに、市民の期待は大きいと思います。財政健全化を進めながら取り組む課題も決してハードルは低くない。市民のため、次世代を担う青少年のために、さらなるご奮闘をご期待申し上げるところでございます。 では、次に移らせていただきます。 今回の選挙では、高木地区公民館移設計画に大きな反響がございました。私は、現段階では現地調査であり、決定したのではないと申し上げ、一部の方にはご理解をいただいておりました。しかし、多くの方からなぜその場所が適正で、ほかに場所がないのか、さらにはこれまでなじんできた公民館の近くはなぜ悪いのか、などの意見もいただきました。 公民館は地域の方々が寄り合い、きずなを深められる最良の施設ですから、地域の方々に愛され、親しまれる施設であることが最大望まれます。そのような点からも、たとえ急がなければならない案件でありましても、場所選定には利用する地域住民の声を聞き、将来に禍根を残さない配慮が必要かと思います。 今後の取り組みについてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 高木公民館の質問についてお答えをさせていただきます。 詳細ございましたら教育委員会のほうから答弁を補足いただければと思うところであります。場所選定につきましては、いろんな形の中での手法があろうかというふうに思います。一番最初から地域の方々多くを集めて、そこでどこにしますかという話をしても、これは前々から議会の中で話があったというふうに思います。これは決して決まるものではないというふうに考えております。地域の方々、それからその地域で中心的になられている方々から少しずつ輪を広げていきながら説明をさせていただくという手法をとらせていただいております。 これは、よしあしはそれぞれ皆様方が判断されることかと思いますけれども、市としてはこの公共事業を行う際、特別な理由のない限りはそういう形をとらせていただいておるというふうに私は理解をしております。 今、地域の方々との話し合いを進めさせていただいている途中であります。できるだけ、市といたしましても情報の発信力に問題がなかったかというと、私はもう少ししっかりとした情報発信をしていくべきだろうというふうに思うところもあります。 これにつきましては、しっかりとさせていただきながら、少しずつ輪を広げさせていただいて地域の皆様方の意見を聴取させていただきながら、あくまでも県の合併支援道路ということであります。その中の路線に高木公民館がかかるというふうなことで、これは移転をやむなくされたということが一つ。 それから、高木地区には、これも前々からお話をさせていてだいておりますけれども、大変遺跡が多くあると、その中である程度の土地の面積を確保する。そして地域の方々の利便性を考えるというふうなこと、その辺を重点的に考えながら、今、市民の方々、地域の方々との意見交換をさせていただいているというふうな状況でございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 質問者である私ですが、大変、今お話を聞きまして安心しましたし、私、当初思っていた形のものかなと思っています。決して決定したものではなくて、今いろんな形で地域の方々とお話をしながら進めていくんだというふうな形と、あと今、市長申し上げましたように情報発信としてちょっと反省するところがあったかなというふうなことも今、お話ありましたけれども、もし、そういったところにお気づきになっているとすれば、その辺をしっかりとやはり地域の方々とコミュニケーションを進めていただければありがたいのかなというふうに思います。 次に移らせていただきます。 2番目でございます。国が進める地方創生についてお尋ねいたしたいと思います。 安倍内閣は、デフレから脱却を目指して、デフレ施策を進めています。言葉かえればインフレ政策です。こうした目標達成に安倍首相は「三つの矢」と言っていますが、既に一本目の矢で強力な金融緩和策、引き続き第二の矢で財政政策が実施され、政策効果が円安株高として大企業、特に輸出関連企業の業績が大きく改善されております。 しかし、明るさが現実化している関東圏と比較いたしまして、地方経済は東日本大震災の復興特需による業種の改善は見られるものの、総じて厳しい環境にあります。国はこうした現状を踏まえ、第三の矢、成長戦略の重要課題として元気で豊かな地方創生に全力で取り組むと強調し、新年度予算に盛り込み、本国会で審議されております。 地方創生は待ったなしであります。私は情報流通速度を高め、この機をチャンスに創生できるよう進めるべきと考えますが、市の取り組みをお尋ねを申し上げます。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) お答えをさせていただきたいと思います。 国におきましては、平成26年12月27日におきまして、まち・ひと・しごと創生総合戦略、これは閣議決定をいたしました。地方においては、それを受けまして早期に市町村におきましてまち・ひと・しごと創生総合戦略を策定するよう努めなくてはならないというようなことで、現在進んでいるところでございます。 地方版の総合戦略につきましては、今後、策定を進めるに当たりまして、国・県の総合戦略を踏まえさせていただきながら、先ほど市長の答弁にもありましたように、現在、本市が進めております最重点課題の一つであります定住促進と地方創生、これを絡めながらいろいろな施策と複合的に結びつけながら計画を取り込み、包括した計画とさせていただきたいというようなことで現在考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 石破地方担当大臣、地方創生の担当大臣、石川県の金沢市でご講演されました。この内容をちょっと申し上げますが、北海道から九州、沖縄までそれぞれ事情が異なると、日本全体で同じことはやらない。各地域の特色を生かした創生を考えている。うちのまちをよくするためにと地方から具体的な案を出してくれれば人も出すし、金も支援する。やる気も知恵もないところはごめんなさいだと自治体制の取り組みを求めた発言をされ、新聞に報道されました。 その後、今室長が申し上げましたように、まち・ひと・しごと創生法というのが施行され、市人口ビジョンと市総合戦略を求めてきているというのが現状かなというふうに思っています。 郡山市は、1月26日、持続可能な町の創造に向け、庁内にまち・ひと・しごと創生総合戦略推進本部を立ち上げました。本市としても、市長言われるように取り組んでいくというふうなお話でございましたけれども、この地方創生、しっかりと受けとめられて、市長が掲げております定住構想を積極的に進めるために、組織を見直して地方創生の取り組みとして、現体制を維持しながら、新たに専門部署を、または地方創生プロジェクトチームを検討すべき時期ではないかというふうに考えますが、ご見解をお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 総務部長。 ◎総務部長(佐藤栄恭君) 新たな組織についてでございます。職員の配置もございますので、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 まず、先ほど市長が本市の最重要施策である定住対策と、それで今回国から示されています地方創生事業、これらを担当させる部署を、現在の市長公室内に新たに定住対策室を設置したいというふうに考えてございます。この定住対策室でございますが、位置づけとしましては、課の位置づけということで、課長職を配置しまして、さらに現在の職員定数の中での新たな課の設置ということになりますので、少人数になるかと思いますが、課長ほか係員を配置したいと。 あと、プロジェクトチームのおただしでございます。この定住対策室を中心としまして、事業を進めていくことになりますが、庁内の横断的な連携が当然必要になってまいりますので、それぞれ定住対策に関連する部署から数名の職員をプロジェクトチームとして指名していきたいというように考えてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 私も年齢的には64歳になりましたから、大分生きてきたんですけれども、これまでの人生の中で、国がこれほど地方の創生といいますか、傷んでいる地方をもう一度再生しなくちゃならないという意気込みはこれまでにないのかなというふうに認識しております。そういった点から、ちょっと例的には郡山市のものも挙げさせていただきましたけれども、やっぱりしっかりと今回は取り組む必要があるのかなというふうに思っております。ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。 それから、次にふるさと納税も地方創生の一環として考えております。私は、昨年9月の定例議会でふるさと納税について取り上げ質問いたしました。議場での答弁より前向きな回答が新聞に載せられておりました。前向きなので特段に違和感なく受けとめました。その後、市長には改選期を迎え、多忙なときを過ごされたわけでございますが、現在までのこのふるさと納税に対する取り組み状況、6カ月経過しておりますがお尋ねしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) ふるさと納税につきましては、9月の議会におきまして今後の取り組みも含めて、いろいろご提案等もございました。その中で、今後の対応というふうなことでございまして、それにつきましては、次年度検討させていただきたいというお答えをさせていただいたところがございます。 27年度につきましては、本市におきましては、ふるさと納税をいただいた方には、電話での御礼、あるいは市長からの礼状、広報もとみやを送付させていただく、また市勢要覧、市のDVDを送らせていただくと、そのような形をとりながら御礼とさせていただいたところでありますが、他市の例をあのときご質問いただいたかと思いますが、本市におきましてもふるさと産品等の返礼品といいますか、特産品をふるさと納税をされた方に送付させていただくというような、御礼をさせていただくというふうな形をとらさせていただければというふうに考えております。 今回、計画をさせていただいた中身でございますが、1万円以上寄附をされた方につきまして、返礼額になりますけれども、送料込みまして5,000円程度のものをお返しをするというようなことで現在考えております。 返礼品につきましては、本宮産品首都圏販売促進協議会という組織がございますので、そちらを利用させていただきながら返礼品を送らせていただくという形をとらせていただければなというふうに考えております。また、返礼品につきましては希望のコースを選択をしていただくような形をとりたいなというふうに考えております。 その例といたしましては、季節の返礼品といたしまして、まず本市では米ととろろ芋があるのかなというふうなことで、早場米であります五百川米、8月から9月になるかと思うんですけれども五百川米、あるいは天のつぶ、コシヒカリというような米、あるいは12月ごろになると思いますが、とろろ芋を選択された方には、そのころに返礼品を送らせていただくと。あとは通年型というようなことでの返礼品といたしまして、特産品の詰め合わせというようなそういうようなものもセットにさせていただきまして、返礼品として今後ふるさと納税をいただいた方に御礼としてお返しをするという形をとらせていただきたいということで考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 大変前向きなお答えをいただきました。確かにあのとき9月のときには、新しい年度からという形のものがあったかなと、今言われてみて感じました。ぜひ、おくれをとってはならないなというふうな感じをいたしておりますので、頑張ってやっていただきたいと思います。 参考までに申し上げますが、ふるさと納税は平成20年度に制度化いたしまして、既に取り組んでいる自治体の中で、自分の市町村の税収よりもふるさと納税で得られる税収が上回ったという、そういう自治体もあるそうでございます。 安倍政権が掲げる地方創生は、地域の活性化に向けてこれまでの10%から20%と引き上げるという案が出ておりまして、納税手続きを簡素化し、これまで必要とした確定申告もいらないというふうな形でおります。寄附した自治体への申請だけで済む特例制度が図られるそうであります。既に自治体間の過激な返礼品が問題視されています。前回の9月のときにも市長が答弁されて、返礼品、いかがなものかなというものもございました。確かに、私も税の公平化からいうと、返礼品など疑問を感じるんではありますけれども、この際本市の特産品を全国へ発信するいい機会かなというふうに捉えさせていただいております。 しっかりと取り組むべきと考えておりますので、今回、ある稲沢地区から5人の山芋をつくりたいという方々がございました。定年退職してこれからどうしようかなといったときに、その酒飲み仲間で集まったときに、先輩が築いてきてくれた特産の山芋、これを何とか火を消さないで頑張っていこうかというふうな機運が高まって、これから取り組むということでございます。ぜひ、こういった思いを強く持ってスタートするメンバーに、行政としてもバックアップしていただきたいなと、そういう思いをいたしおりますが、その辺、産業部長どうですか。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(立川盛男君) 今、ご質問の内容でございますが、現在御存じのとおり白沢地区には長芋のとろろの生産組合がございます。そういった中で、後継者というふうな一つの問題も抱えているというふうな状況も我々も認識しております。現在、組合さんのほうには、種芋代ということでご支援をさせていただいているところでございますが、今後、発展的にいろんなやはり後継者問題も含めて活動されていくということについては、私も非常に喜ばしいことだというふうな認識をしておりますので、この場でこういうふうなご支援というふうな形ではなかなか答弁は難しいところがございますが、きちんと向き合ってまいりたいなというふうには考えております。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 大変ありがたいお言葉ありがとうございます。やっぱりこの定年退職して、今おっしゃったように後継者がいなくなって、生産なんか半分ぐらいに落ちちゃったというふうな形でございますが、かなりとろろ芋は期待されているといいますか、欲しい人が大分いるんです。もうなくなっちゃったのかいというような感じで、去年なんかも品不足で感じております。どうぞこういったメンバーが少なくとも62歳くらいの方のメンバーですから、あと15年ぐらいは始まれば続けられますから、今の思いでご支援いただければ大変ありがたいと思います。つけ加えますけれども、本人たちはお金の支援よりも心の支援というか、市は応援しているぞというアドバイスとかそういったものをいただければという考えを持っているようでございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 次に、大項目の3に移らせていただきたいと思います。 企業誘致と市営住宅建設についてお尋ねをいたします。 市長は、選挙戦で有権者に震災前よりもっと元気な地域づくりを目指し、定住促進に全力で当たると強く訴えておられました。具体的には企業誘致、子育て支援、優良な宅地開発を3本の柱として人口の増加を図る。全国に向けて元気な本宮市を発信していくと訴えられておられました。私も市民の一人として、市長の意気込みに強く期待をしておるところでございます。 国が進める地方創生は、本市にとって地方衰退と復興という2つの大きな課題を克服するビックチャンスと私は捉えています。本市には恵まれた自然、地の利と交通網、勤勉実直で人間性豊かな市民がおります。これらの宝を有効活用して、本市の未来を確かなものにしなければなりません。定住人口増は本市繁栄のバロメーターであります。我が国が迎える人口減少社会の中で、持続可能な地域であり続けるためには、定住人口増対策の雇用創出にしっかりと応える優良企業の誘致が一番であります。市としての取り組みをお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(立川盛男君) 今、おただしの件でございますが、企業の誘致、立地につきましては、今までもさまざまな面でお話をさせていただいたところでございますが、やはり税収、雇用の創出というのが、そして、今お話ありましたとおりに定住の促進、これは市が発展をしていくための重要なやはり要因であるというふうな認識をしておるところでございます。 そういった中で、持続的に成長をしていくためには、やはり地域経済の基礎であります地域の企業活動、こういったものにやはり積極的に取り組んでいかなければいけないと。加えまして、東日本大震災からの復興、国の進めております地方創生、まち・ひと・しごとに踏まえて企業誘致については、さらに推進していくことが大きなやはり命題なのかなというふうな認識を強くしておるところでございます。 やはり、本市が持っております地理的な優位性、そういうものを当然のことながら生かしまして、やはり企業誘致に当たりましては、今後、成長が見込まれる業種等々をやはり見きわめながら、立地の可能性のある業種、さらには相当の雇用が見込まれる業種をやはり我々としてはターゲットにしながら企業誘致活動を強化してまいりたいなというふうに考えておりますので、今までも活動させていただいてきておりますが、その時々の情勢等々も踏まえながら、さらに強化を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) ありがとうございます。 私は従来まで質問して、この企業誘致等では大分質問を重ねてきたかなというふうに思っておりますが、今回、質問に当たっては全く国の地方創生のまず重要な一環だと、そういう中で、国も先ほど石破大臣の話も言いましたけれども、やる気があればどんどん支援するよと、金も出すよと、人も出すよという話がなされているわけです。だから、従来の考えからはもう抜け出した形で、新たな平成27年度の国の施策についていかなくちゃならないんではないかというふうな、そういう思いをしているところでございます。 参考までに申し上げます。既に郡山市は西部工業団地に隣接する西部第2工業団地に75へクタール、75町歩を造成して、実質35ヘクタールの分譲を目指している。これはもう既に発注しています。ゼネコンさんが受注しています。また、福島市も東北中央自動車道大笹生のインターチェンジ近くに30町歩の分譲を計画している。これ29年度に供用を開始するというふうな形で、間違いなく動こうとしている。スタートしています。こういうこと自体が、先ほど申し上げましたように、地方創生をにらんだ自治体の対応なのかなというふうに考えております。 そこでなんですが、これまで市はどちらかというと旧本宮町のときに、工業団地の造成では苦い経験をしておりますから、今は市になりましたけれども、そういったことを二度と市民に苦労をかけてはならないというふうな形から、オーダーメード方式で企業誘致をやるんだというふうな形で来られたのは、私はそのとおりだと思います。立派な判断だと思います。ただ、世の中はかなり変わってきている。これ2020年には東京オリンピックが開催されるわけです。それ前に日本の国はどちらかというと右肩下がりにはならない、上がると思います。まして地方創生で元気な日本を海外からオリンピックで来られた方々に見せてやろうという、そういう思惑もいっぱいあるわけです。だからこそ、この機には従来までのその失敗した工業団地の件は忘れて、新たな地方創生に、今国が取りかかろうとしているものにプロジェクトを入れていくべき時期じゃないのかなというふうに私は思います。 そういったことで、ぜひ工業団地を、私は森を見て、この山を見てぜひ来てくださいと言うんじゃなくて、今、郡山市も福島市も取りかかろうとしている。造成して、確かにリスクはゼロということはないはずです、これあるかもしれない。しかし、十年後、二十年後の本宮市の将来の発展を考えたときには、決断しなくちゃならない。キッズパークを決断したのも高松市長よく決断したと。その結果、ウィリアム王子が来て全国に本宮市が発信されたんです。だから、時としては何だかんだ決断するときは決断しなくちゃならない。私はそういう点で過去に余り引かれないで、地方創生の国が進めるところに本宮市としても真正面から向き合うべきかなというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(立川盛男君) それでは、今議員のほうから強いお気持ちをお伺いしたところでございますが、本市のほうも、確かに従来のというおただしもありましたが、以前に市のほうで行った、当時町になりますが、それにつきましてはおかげさまで分譲ができたという中で、第6工区という工区が最終的に未着工の部分を着工させていただいたと。先ほどもありましたとおりに、やはり工業団地の造成の仕方、いろんな手法があろうかと思いますが、全国一律にいわゆる土地開発公社というふうな資金を利用しながら行ってきたというふうな経過がございますが、それぞれに課題はございます。 そういった中で、市といたしましては、第6工区についてはオーダーメード方式という方式をとらせていただいたと。おかげさまでやはりその工区にも企業進出をしていただいたというふうなことでございます。 先ほど申し上げましたとおりオーダーメード方式に踏み切ったというふうな我々の判断といたしましては、やはり企業立地の確実性があるということと、地元の方々に入る前に企業の顔が見える、さらにはいろんな許認可申請がある程度スピード化できる、さらにはやはり造成も企業さんの要望に沿った中でできるというふうないろんなメリットがございますので、いわゆる我々としてはフットワークのいい、ある程度の期間の中でできるということの思いで始まったわけでございますが、それにつきましても、やはり何とか企業さんも非常にいいという中で進めさせていただきました。なかなか企業誘致につきましては、企業さんとのコンタクトをとってお会いできるまでというのは結構な時間が必要でございますが、なかなか地道なところもございますが、やはり我々としては先ほど申し上げたとおりに、そういう形の中で企業と向き合いながらきちんと進めさせていただくというふうなことで考えております。 さらには、工業用地だけに限らず、昨年、一昨年からも進めさせていただきましたが、いわゆる工業の用地だけここどうですかということではなくて、いわゆる民間の中において、遊休地といっては失礼ですが、そういう敷地があった場合は、市のほうでマンパワー的に入らせていただいて、それで立地をしている企業もございますので、ですから多方面の中で我々はそういう視野を広げながら立地を強化していきたいということで当然考えておるところでございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 確かに、今言われたこともわかります。全国津々浦々、今回の地方創生ではそれぞれの市町村が同じような形で企業誘致を図ろうかと言って、今やろうとしているわけですから、同じ形で行った場合にどうかというのも、それもメリットとデメリットがあります。確かに私がご提案するのは、そういったところも重々わかっていますけれども、少なくても国の政策がこれまでとは違ったんだよという認識だけは、新たなものかなというような感じがしますので、そういったところも踏まえて、ぜひメリットとデメリットはありますよ。しかし双方ありますけれども、そういう中で検討した形で、ぜひいい形で進めていただければなというふうに思っております。 では、最後の質問に入らせていただきます。 人口減社会を迎える本市においても、人口の定住化政策は極めて重要な課題であります。企業誘致と住宅建設は、定住化を進める基本政策と考えます。このところ市営住宅に入居希望者が多く、抽選を行っていることを耳にいたしました。 現状をお尋ねしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 市営住宅の募集状況でございます。平成26年度の状況でございますが、年4回募集いたしました。募集戸数25戸に対しまして、申込者が50戸ございました。入居者はそのうちの19戸でございまして、空き家が12戸残るわけでございますが、こちらにつきまして、古い住宅、またトイレが水洗化されていないというような状況もございまして、募集戸数25戸全部が埋まらなかった状況でございました。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 今のお話を聞きまして、25戸募集をかけて50戸の応募者があったということでございますから、結構な応募者だったのかなというふうに私は思っています。これから若い夫婦への子育て支援、医療費や学費の負担軽減に合わせて、住宅への負担軽減も少子化対策に効果があると思います。若い夫婦に安心して子育てできる環境を提供することが人口増につながるのではと考えています。民間の力を借りての対応と合わせ、国の地方創生政策を利用して市が積極的に市営住宅を建設する時期と心得ますが、この点市はどのようにお考えになっているのか、まず今お話聞きますと、まだ古い市営住宅の中で、水洗になっていないとか、古くて普通の人でもなかなか入りにくいとか、そういったところの住宅も備えられているというような感じにお話を聞いたんですが、その辺も含めまして、今申し上げましたように新たなやっぱりそういった古いものを改善するとか、直すとか、または新しい建物を建てて、ここに定住したいという人たちを迎え入れるか、そういったところについて、ちょっとお考えをお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 市営住宅の今後の計画関係でございます。 昨年末25年度に、市のほうでは公営住宅等長寿命化計画、これは10年間の計画でございますが、こちらを定めました。この中で老朽化した住宅の修繕、またそういった改修を行って、建てかえの計画もございますが、その10年間の中で公営住宅の適正な維持管理を行いまして、今後の市営住宅を進めていくというような計画を持ってございますので、まだスタートして1年目でございますので、その計画の中で修繕する住宅と、先ほど申し上げました水洗化とか、また古い住宅もございますので、そういった部分を進めていきながら今後の住宅状況を考えていきたいと思ってございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 今、確かに市のそういった計画といいますか、考えて検討しているということでございましたが、今、年数を聞くと10年間かけてというふうな形の話もございました。どうなんでしょう。今、市長が2期目当選されて、定住促進をまず第一に掲げろよというふうな形の中で、これまでは10年の計画でよかったかもしれない。しかし、社会はどんどん変わってきている。そして、今どうしても人口減少社会の中で、本宮市にいていただきたい。新しく入っていただきたい。そういう定住化構想を進めるんであれば、その10年間の計画を5年間でやるとか、前倒しです。そういったところも十分検討していかなくちゃならないというふうに私は思うんですが、その辺どうでしょう。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 市営住宅、公営住宅でございますので、やはり基本は住宅困窮者、低所得者に対する住宅の提供という部分がございます。そういった中で、市のほうでも現在17地区に383戸の住宅がございまして、この計画では50戸を廃止して、その中で15戸は建てかえします。また現在、復興公営住宅も61戸進めてございます。基本的にはこの管理も市営住宅と同じ管理になりますので、この61戸、原発避難者のための住宅でございますが、将来的には市営住宅と同じ管理となりますので、そういった部分の戸数も勘案しながらこの計画、26年度からの10年間でございますので、その中で計画を進めながら、状況を見ながら見直しは必要と考えてございますが、現在スタートしたばかりでございますので、現時点で新たな住宅建設という部分は、お答えはちょっと難しいかと思います。 以上です。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 議員個々の考えがあります。根本七太としてはそのような考えでご提案をしたいというふうに思っています。決して言ったことが、これ一気に言われたから何だかんだやらなくちゃならないと、そういうものでなく、一つは提案されたときにそういうものも参考にしながら、じゃ、10年かかってと言っていたから8年くらいにすべきかな、これなって、そのくらいの発想はやっぱり起こしていただきたいなというふうに私は思っております。 これまで市は、定住促進を強く進めるという、失礼な言い方かもしれません。私は定住を強く進めるんだと言いながらも、市内に宅地造成を行う事業者及び市内に住宅を取得した個人へ、地方創生交付金を活用して奨励金を交付してやっていくんだというふうな話がございました。そういったところを考えると、もうちょっとその定住化に当たっては、そういう不動産屋さんが建てたものに補助するぞとか、入ってきた人の住宅に補助するぞとかというものよりも、もうちょっと積極的に来てほしいというそういうものを出していかないと、新たに本宮市に入ってみたいと、住んでみたいというものが湧いてこないんじゃないかというような感じもするんです。 だから、私は地方創生のこういう交付金がこれから出てくるんでしょうけれども、いろいろなアイデアで使われる金だというふうに私は思います。だから、リスクばかり考えないで、積極的にこういった問題に取り組んでいただきたいなと、住宅建設に取り組んでいただきたいなというふうに思っています。 なぜこういうことを申し上げますと、和田地区ばかり、私、和田地区から出ているものですからお話するんですが、和田地区はおかげさまで児童の通学道路、これ拡幅をやっていただける。非常に地区の人たち感謝しています。しかし、和田の幼稚園、現在十五、六人ぐらい通っているんですけれども、あと平成29年ごろになると園児は一桁になっちゃうんです。今は大体数字でわかりますから。だから一桁になっちゃうんです。 私も議員に当選しましてから8年経過しましたけれども、多くの子どもがにぎわう地域をつくらなくちゃならないなとか、地域の存続に全精力を注いでまいりました。特に地域住民の切なる声として、ドリームライン周辺開発を一般質問でも5回ほど取り上げ、要望してまいりました。しかし、工業団地は市の計画で、新たな企業の誘致場所を既に5カ所造成しておりますから、和田地区は、しばらく期待はできないのかなというような感じをしております。 しかし、望みは地方創生事業の一つに、定住化構想を掲げられておりますから、その構想をうまく利用して、ドリームライン周辺に宅地造成をしたらいかがかなと、そして市営住宅をつくり若い夫婦へ子育て支援、生活支援すべきと考えています。場所的には、四季を問わず安達太良山を眺める自然景観は抜群であります。市内企業への通勤はもちろん、近隣市町村への通勤も含め、生活の利便性は非常に優れているというふうに私は思っています。 ぜひ、地方創生の中にこういった住宅団地の造成等に取り組んでいただきたいなというふうに思うものでございますが、市としてどのように受けとめられるか、お考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 地方創生の中で定住化策の一つといたしまして、住宅団地の造成というお話がございました。これは先ほど来、議員の質問にもありましたが、それぞれ地域の実情に応じて工夫をしながら、地域の活性化に結びつけるというふうなものが、今回の地方創生かなというふうには考えております。 住宅団地、宅地造成というふうなことでございますが、これにつきましては、現在の考え方でございますけれども、基本的には民間の方々のお力をお借りをしながら優良の住宅、宅地造成をし、それを提供していくという基本的な考え方を持っております。それを促進するために昨年10月から始めさせていただきました事業者への支援ということで、少しでも事業者が宅地造成をしやすいような体制づくりをさせていただく。そのために奨励金という形で交付をさせていただきながら支援をし、宅地造成に結びつけるような形を進めていくということで、現在のところは考えさせていただいているところでございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君。     〔9番 根本七太君 登壇〕 ◆9番(根本七太君) 今、ご回答いただきましたけれども、ぜひこれまでの流れとは違うということで再三申し上げましたですけれども、地方創生という全く平成27年度から取りかかってくる問題だと思います。そういうふうな中でやっぱり考えはちょっと国もがらっと角度を変えて、地方に活力をという形で来ているわけですから、このチャンスをどうやって捉えるか、どうやって市民のためにということを考えていただければというふうに思います。 以上、私3点を質問いたしました。質問を閉じるに当たりまして、実はきのう午後2時46分防災無線の案内で、4年前東日本大震災で亡くなられた方のご冥福を私自宅で黙祷をささげました。目を閉じて、わずかな時間でございましたけれども、5年目を迎え震災復興はほぼ完了いたしましたけれども、東京電力福島原子力発電所からの漏れた放射能被害、除染も道半ばであります。一日も早い除染完了と国の進める地方創生、さらには先ほど申し上げましたように、和田小学校といってはならないんですが、市内に7つある小学校でございますから、そこの小学校の生徒に最低でも同じ数字にはしなくても、一桁の学年が上がってくるような環境はしっかりと捉えて、修正をかけて、地域間のバランスをとっていただきたいというふうに私は切にお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(國分義之君) 9番、根本七太君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。再開は11時10分といたします。 △休憩 午前10時55分 △再開 午前11時08分 ○議長(國分義之君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして、一般質問を続行いたします。----------------------------------- △橋本善壽君 ○議長(國分義之君) 次に、通告2番、議席3番、橋本善壽君の一般質問を許します。 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 議席ナンバー3番、橋本善壽です。 議長の許可を得ましたので、通告どおり一般質問をいたします。 さて、光陰矢のごとしということわざがございますが、本当に月日のたつのは早いもので、あの未曾有の大震災より4年が経過しました。発災時の津波により沿岸部の方々は壊滅的な被害をこうむられ、そして多くのとうとい命が犠牲となりました。マスコミ等であのときの状況が放送されると今でも胸が締めつけられるのは私だけではないと思います。 本市においても被害は甚大で、道路の破損、建物の倒壊と、過去に経験のない大きな被害をこうむりました。そして、震災に伴い発生した一番厄介な原発事故、福島県内はもとより広い地域にまき散らされた放射性物質、そして、いまだ終わりの見えない除染作業が本市はもとより県内各地で余儀なくされているのも現実であります。 こういった原発事故の恐ろしさを踏まえ、国は原子力発電から自然エネルギーや再生可能エネルギーを用いた発電を奨励しているのも事実であります。こういった現実の中で、本市内においても再生可能エネルギーの導入が盛んに進められていることを目の当たりにいたします。特に太陽光発電においては企業参入も多く、また一般家庭においても数多くの太陽光発電を導入されているとも伺っています。 そこで、本宮市第1次総合計画後期基本計画にうたわれている安全・安心なまちづくりの中から、環境負荷の低減と省エネルギーの推進についてお尋ねいたします。 まず、本市が導入している太陽光発電システム設置費補助金制度でありますが、補助対象は市内に住んでいる方、または住もうとしている方で太陽光発電システムを既存、もしくは新築住宅に設置する方、またはシステムが設置された新築住宅を購入する方、そして電力事業者と電気供給契約を締結される方であると認識しております。また、補助金額は1キロワットあたり2万円で最大4キロワット、すなわち8万円までの補助制度、その制度、現在の受け付け状況や実施状況はどのようになっているのか、件数をお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) お答えをいたします。 太陽光発電システムの設置事業の状況でございますが、現在の申し込み状況、それから実施状況につきましては、まず今おただしのように設置件数といたしましては、平成22年度から27年3月2日現在までで416件、また補助金額といたしましては3,073万3,000円という状況になってございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 驚くほど多くの方が利用されていることがわかりました。 では、その補助制度、対象者は市内に住んでいる方、または住もうとしている方となっておりますが、例えば避難されている方や何らかの事情により住民票が現在本市に置いていない方、こういう方にも補助対象となるのかお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) 本宮市の太陽光発電システム設置補助金交付要綱に基づきまして、市内にお住いの方はもちろんでございますが、市内に避難されている方などで新築住宅などを購入して居住することが明らかな場合につきましては、住民票が本宮市にない方でも補助の対象としておるところでございます。その確認につきましては、東京電力と損害賠償の件が解決をした場合につきましては、速やかに住民票を移動するという書面の提出をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 次に、再生可能エネルギーや新エネルギーの取り組みについてお尋ねいたします。震災後、本市内に設置された売電を目的とした発電設備は現在何カ所で何社あり、そしてその種類は太陽光発電以外には何かあるのか、もし数字で捉まえていたならばお願いいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) 震災後に1,000キロワット以上のメガソーラーを設置した事業につきましては、市で把握しているのは4社でございます。また、1,000キロワット未満の事業を合わせますと8社という状況になってございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) わかりました。 今後、新たに大規模な太陽光発電設備を市内に設置したいといった企業は現在あるのかお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) 大規模な発電設備ということになりますと、市の開発要綱に基づく協議が当然必要となってまいります。現在のところそういった協議がない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 今まで太陽光発電についてお伺いいたしましたが、太陽光発電以外での再生可能エネルギーを用いた事業等を行いたいといった企業からの問い合わせ等は震災後から現在に至るまで何件ほどあり、その後の経過はどのようになったのかお尋ねをいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) 震災後につきましては1件ほどの相談がございました。 その内容につきましては、木質バイオマス事業ということの相談でございました。それ以降、現在につきましては問い合わせがない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 先ほど、新たな大規模開発というようなことでの要望が企業のほうから出されていないかというふうなことで、お話しあった件につきまして補足させていただきたいというふうに思います。 私どものほうで開発に伴う事前の協議というようなことで提出のほうの窓口になっているものですから、お答えをさせていただきます。 現在、1社が大規模な発電設備を設置をしたい、これ太陽光でありますけれども、設置したいということの要望はございます。 あと、今後ということになるかとは思うんですが、もう1社検討をしているというようなことで、事前の相談がされているところもございます。ですから、2社ということでございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) ありがとうございます。 ということは、先ほどの質問は今後を含め2社ほどあるということでよろしいんですね。ありがとうございます。 本市においては、本宮市第1次総合計画後期基本計画にうたわれている環境への負荷を低減し、地球温暖化を防止するとともに、原子力に頼らない安全・安心なエネルギーの活用をするために、再生可能エネルギーや新エネルギーの普及促進を図りますとなっていますが、具体的にどういった内容のものを行おうとしているのか、お尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) 総合計画の後期計画の中には、再生エネルギーや新エネルギーの普及促進についてということをうたっております。具体的な内容といたしましては、まず太陽光発電システムの設置事業としての補助金交付事業を実施をしていくということと、また使用済みてんぷら油のバイオディーゼル燃料への取り組みを、引き続き推進をしていきたいというふうに考えております。 それから防災拠点として、公共施設に太陽光発電システムを導入して実施をしていくというような主な内容でございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) やはりメーンは太陽光以外に余りないということですね。隣の大玉村さん、以前首長さんは1万5,000キロワット級の木質バイオマス発電を誘致すると言っておられました。そこで先般、現状どういった動きになっているのか、押山村長をお尋ねしてまいりました。すると皆さんもいろんな報道により御存じだろうと思いますが、例の塙町での木質バイオマス発電計画、放射性物質により健康被害などを懸念する町民の方々の反対により計画の中止を余儀なくされた件であります。そのあおりを受けてか、大玉村に進出計画を進めていた企業の方が、原発被害の少ない塙町で理解が得られないのであるから、大玉村さんでも理解を得るのはかなり難しいとの判断から、その後話がなくなったとお聞きしました。 確かに、大きな規模での木質バイオマス事業、いろいろな面で難しさがあると思います。でも、小規模な再生可能エネルギーによる事業は可能だと考えます。ここに2月15日の新聞ですが、大玉村のフォレストパークあだたらに木質ボイラーを設置したという記事でございます。大玉村さんは再生可能エネルギー、この事業に取り組んでいます。 また、これ日本農業新聞でありますけれども2月25日です。「木質バイオマス小規模を優遇」と書いてあります。内容を見てみますと、出力2,000キロワット未満の木質バイオマス発電について「買い取り価格を1キロワットあたり14年度に比べ8円引き上げ、40円とし導入を推進する」と書かれていました。売電価格が引き下げられている中で小規模木質バイオマス発電価格が見直される。これはまさに追い風がまた吹いてきたと言えると思います。 そこで、本市においても木質バイオマス発電やその他再生可能エネルギーを用いた事業を目的とする企業をこれから誘致すべきと考えますが、お考えをお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) 経済産業省は、平成27年度の買い取り価格を2,000キロワット未満の小規模な木質バイオマスについて、議員がおっしゃるとおり優遇方針を示しておるところでございます。森林の適正な管理における持続可能なエネルギーであるというふうにも考えておりますが、燃料となります木材を多く必要とし、また、本宮市の森林面積で木材の確保が可能なのかどうかも含めまして、議員がおっしゃるとおり木材を焼却することにより放射性物質が飛散するんではないかという市民感情の難しい面もございますので、誘致については慎重に進めていくべきというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 木質バイオマス以外に小水力発電とか、その他多くの再生可能エネルギーを利用した取り組みがあると考えます。本市においては、太陽光発電以外に何か新しく調査費等を計上して取り組んでいこうと考えている再生可能エネルギー事業はあるのかお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) 太陽光発電以外で風力発電、それから小水力発電につきましては、県で調査をいたしましたデータをもとに調査をさせていただいた経過がございます。 まず、風力発電につきましては、平均風速毎秒5メートルを必要とするものでございますが、本市の場合につきましては、平均風速が毎秒4メートルで、騒音や低周波振動の恐れがあるというふうに考えられたところでございます。 また、小水力発電につきましては、水量の常時確保の困難性や水利権の問題があり、なかなか難しい面があるということでございます。今後につきましては、産業経済技術研究所福島再生可能エネルギー研究所が、昨年郡山市に開所いたしましたので、その研究成果などの情報を収集しまして、本市にあった再生エネルギーについて、まず調査をさせていただきたいと思います。 調査費等の予算計上については、その後というふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 次に、放射能対策についてお尋ねいたします。 冒頭に早い対応に対しまして御礼を申し上げます。それは何かと申しますと、私、昨年12月議会において、広報もとみやの号外の各地区住宅除染進捗率状況、進捗率のみでの報告であるので、件数でお願いしたいという一般質問時に要望しましたら、早速12月の号外より件数で表示されておりました。進捗状況が大変わかりやすくなりました。早い対応ありがとうございました。 では、住宅除染の進捗状況と今後の計画についてお尋ねいたします。 2月10日発行の広報もとみや号外の住宅除染の進捗状況を見せていただきました。実施件数が2月1日現在、作業中を含め約3,000件でありました。26年度より新しく放射能除染・モニタリングセンター所長になられました橋本センター所長、この1年を振り返ってみて、住宅除染の進捗件数は、当初の計画どおり納得いく数字であったのか、また予想以上の乖離が出たのか、26年度の除染実施件数とあわせてお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) まず最初にお礼の言葉をいただきましてありがとうございます。今後ともわかりやすい情報の発信に努めてまいりたいと思います。 さて、1年を振り返って納得のいく数字であったか、また26年度の実績はどうなのかというおただしでありますが、回答逆になりますけれども、26年度の実績でございます。まだ、年度途中ではございますが、約1,600件ほど完了見込みでございます。25年度が1,200件でありましたので、これからすればスピードアップが図られたものではないかと思われます。 また、この数字が納得できるのかということでございますけれども、全戸数に対する割合から判断すれば、決してそうは思っておらないというのが今の正直な気持ちでございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 今、数字いただきました。昨年の3月議会においても25年度の住宅除染件数、年間で1,200件であったと答弁いただきました。そして、ただいま26年度の実績は、25年度より400件アップの約1,600件との数字をいただきました。前安田センター所長も作業者の方がなれてくるとスピードアップが図れると言っておられましたが、今後、さらにスピードアップが図られても、私予想するんですけれども、これ年間除染件数は2,000件がマックスではないかと思いますが、いかがでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 確かにただいまの報告のとおり、ことしは1,600件という数字が出ました。実績からも客観的に判断いたしますと、おおせのとおりかなというふうに思ってございます。 しかし、スピードアップ、スピードアップと申しましても、そのスピードアップを阻害する要因でございます。例えば仮仮置き場の設置でありますとか、事前調査の実施とか、協議があってから回答まで時間がかかったと、こういう行政側としてスピードアップに貢献できるようなことはもうやってまいりました。 また、組合さん側からは、除染作業員の大幅な増員が見込まれるという見通しが示されましたので、27年度については、さらなるスピードアップが図れるのではないかというふうに思ってございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 私はセンター所長を責めているわけではないんです。 確かに、政府は震災後の集中復興期間を平成27年度までと決定しました。それを受けて県も本市も住宅除染は、27年度までに市内約8,200件を全て完了させる目標でスタートしたと思います。目標は大きく持ってスタートする。これは当たり前のことであり、とても大事なことだと思います。そして除染作業者の方々も一丸となって、一日でも早く除染作業を終わらせようと一生懸命頑張っているのも現実だと思います。 また、この除染作業中には想定しない自然災害による復旧工事も多くありました。もちろん公共事業も行わなくてはならない、こういった現実の中で、作業者の確保ままならないタイトな除染作業でありました。今度は大規模に人が増員されるという話もございましたが、増員されても大体件数というのは決まってくるのかなというふうには考えます。それで、当初目標であった27年度末までの除染完了、これはちょっと私は無理ではないかと判断いたしますが、いかがお考えでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 放射能除染・モニタリングセンターにおきましては、一般住宅、企業除染、それから道路除染を実施しております。本当に議員がおっしゃるとおり、これら全てを27年度で完了できるのかと申されますと、極めて困難であるというふうに判断されているところでございます。 しかし、市民の安全・安心のためにも一刻も早く住宅除染については、完了すべきかなというふうには思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 除染にかかわっておられる皆さん、除染作業を一日でも早く終わらせようと一生懸命頑張っていると思います。そこで、過去の2年間の実績をもとに今後の除染計画を新たに立て直すべきだと考えますが、この辺に関して市長お願いいたします。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、質問にお答え申し上げます。 今、モニタリングセンター所長が答弁した状況で、今の現状認識は間違いでないのかなというふうに思っております。しかし、今請け負っていただいている、除染の作業をしていただいている皆様方も思いは一緒でありまして、これを何とか当初どおり、住宅地については終わらせたいという強い思いを持っておられるというふうなこと。これも事実であります。今、この時点でまだ見直すというふうなこと、それはもう少し除染の作業に当たっていただいている皆様方、それと私どもがさらにスピードアップのために何ができるのか、その辺のすり合わせをさせていただいた後、議員の皆様方とのお話もさせていただきながら決めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
    ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 仮置き場についてお尋ねいたします。 荒井地区と青田地区の仮置き場、12月発表には候補地選定協議中となっておりました。2月では設計に向けて準備を進めていると記載されていました。そこで、現在の進捗状況は、具体的にはどのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 荒井、青田地区の仮置き場の状況でございます。両地区とも地権者、隣接地権者の同意がおおむね得られたところでございます。現在、地権者との賃貸借契約の取り交わしを行っている状況であります。 また、あわせて並行して測量設計委託設計書を作成中でありますので、契約書の取り交わしが終わり次第、速やかに測量設計のほうに入ってまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 次に、通学路等の除染の進捗状況と今後の計画についてお尋ねいたします。 通学路除染専用のロードスイーパーが4台ありますが、現在道路除染はどういった順番で、またどういった配置で運用されているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) ロードスイーパー4台のうち2台につきましては、和田地区の道路除染で使用してございます。残り2台を使いまして本宮第一中学校区の通学路を今現在実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 私も旧町内で見かけました。作業車両の前後にガードマンの方が立ち、安全確認しながら運転作業をしていました。でも、初めて見た方は何の作業をしているか多分わからないと思います。そこで、皆さんに何の作業をしているのか一目でわかるように、車両のどこかに大きく除染中の看板を取りつけるべきと考えますがいかがでしょうか。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) ただいまの件につきまして、通学路除染を受注しました本宮市復興支援事業協同組合のほうに確認しました。しましたところ、実施区間の前後に除染実施中の看板を設置しているということでありました。周知を徹底し、さらに目立つ工夫をするように組合に要請したところでございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 私も、多分前後にでもあるのかなと思ってちょっと歩いたんですけれども、ちょっとわかりませんでした。車は走っていますので、そのたびに看板は移動できるかという話になりますので、一目でわかるというのはやはり車にわかるところにつけるべきだと思います。 あともう一点なんですけれども、先般市民の方より指摘がございました。それは、ロードスイーパーで除染作業中、中学生の集団の方がロードスイーパーの横を通っていったそうです、本当の横を。天気のいい日だったため粉じんが結構舞っていたようにも見えたそうです。ガードマンの方もドライバーの方も、誰一人ここを通っちゃいけないよ、危ないよといった通行規制等はしなかったそうです。何のためのロードスイーパーでの除染なのか、これぞ本当の本末転倒ではないでしょうか。子どもたちが通行するときは、通行規制等を行うよう作業者に教育すべきと考えますがいかがでしょうか。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 今の議員おっしゃいましたことが事実とすれば大変遺憾であります。お詫び申し上げたいと思います。 今回のご指摘を踏まえまして、再度、組合のほうと協議をさせていただきながら是正を求めたいと思います。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 次に、公共事業及び災害復旧の進捗状況についてお尋ねいたします。 12月議会のときも同じ質問をさせていただきました。そこで、白沢総合支所長より10月初めまでの進捗状況、数字として答弁いただきました。そして、年度内完了に向けて努力するともいただきました。どうですか、年度内に全て完了はできそうでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 12月に年度内完了ということで努力をしたいというお話をさせていただきましたけれども、現在の状況でございますが、公共災害復旧につきましては51カ所中43カ所が完了、施工中が13カ所でございます。単独災害につきましては、100カ所中完了が75カ所、施工中が25カ所でございます。現在施工中の箇所につきましては、入札不調と契約のおくれということで、20カ所程度が繰り越し予定というふうになってございます。できる限り早急に完了するよう努めてまいりたいと考えてございますが、具体的にはおおむね6月中の完了を今目指しているというところでございます。 現在の進捗状況につきましては、おおむね9割弱というような状況になってございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 20カ所くらいは繰り越し予定で、6月中には全て完了するということですね。では、県での管轄の復旧事業の進捗状況はどのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(登梛恒君) 県の県道、河川関係でございますが、合わせて31カ所ございます。12月議会の中では約3割というようなお話をさせていただきましたけれども、現在18カ所が完了、もしくは施工中でございまして、未発注が現時点で15カ所というふうになってございます。発注率で申し上げますと約55%というような状況でございます。 これについても9月議会の中で、9月に議会の皆さんにも要望書を提出していただきましたし、市としてもお願いを申し上げているところでございますが、県としても市の発注のおくれというような状況と全く同じような状況でございますが、今後とも要望をしてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) かなり復旧工事、これ県のほうに関してはおくれているという感じが私もいたします。25年8月5日の水害復旧工事は1年7カ月が経過しました。まだ終わらない。作業者不足、または原材料の高騰といった中、大変苦労していると思います。そういった現実の中で26年度の公共事業の進捗状況は、計画どおり完了するのか、また何件か繰り越しとなってしまうのか、お尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 総務部長。 ◎総務部長(佐藤栄恭君) 26年度の繰り越し事業、これは先ほど来ご質問があります道路等、除染業務等も全て含めまして、全体で55件ほど繰り越しになる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 大分多くの繰り越しが出るような感じがします。27年度予算、今議会で成立すると、新たな公共事業が発注されます。除染や仮置き場建設等大きな工事等も多くあり、作業者の確保や資材の入手等もかなり困難になってくると思います。でも、予定された事業は一日も早く確実に実施していただきたいと市民の皆様は強く希望しておられます。 そこで、昨年の、26年度の状況から27年度は事業等がおくれないよう、何か新たな方策等を考えられておられるのかお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 総務部長。 ◎総務部長(佐藤栄恭君) まず、事業のおくれの一番の要因は、先ほど来から出ています入札の不調によるものと考えております。これまではその対策といたしまして、国とか県の基準に従いまして、まず1つに工事に係る資材でありますとか、労務費、これら単価の改定があった場合には迅速な対応をしてきたと。2つ目でございますが、現場代理人などの緩和措置も実施してきたところでございます。 これからさらに27年度に向けて、作業員や資材の不足、これらを考慮しまして、工期の設定についても考えてまいりたいと。具体的には標準工期というものがございますが、可能な限りその工期の設定を考慮していきたいと。さらに、発注時期がどうしても重なりますと、工事不調という原因になりますので、発注時期の平準化といいますか、発注が一緒にならないような考え方もしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 次に、施政方針についてお尋ねいたします。 市長は、平成27年度予算編成方針の中で重点実施の3つ目に五百川駅前広場の整備をうたわれています。そして調査費として416万円を計上されました。五百川駅前開発は、以前から多くの駅利用者はもとより、我々議員からも狭くて危険であるので早急の開発が要望されていた経緯があります。 そこで、今回用地取得に向けた調査を行うということで、調査費のみの計上でありますが、具体的にはどういった調査で、納期としてはいつまでに完了させる予定なのか、お尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 五百川駅前広場関係の平成27年度の予算計上でございます。現在の混雑緩和に向けました早期の対応と、その後の事業の流れをスムーズに進めるために、事業に必要な用地の早期取得を検討しまして、平成27年度予算で用地取得に向けました調査費の計上をお願いするものでございます。 調査の内容といたしましては、駅前広場全体の基本計画につなげる現況測量調査、あと事業用地に係ります物件調査及び不動産鑑定調査を行っていく予定でございます。 調査の実施期間につきましては、土地所有者の方々のご協力もいただくようになりますので、ことしの秋口ごろまでにはそちらを進めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 駅前広場、土地とか何かいろいろと調査するということ、今答弁いただきましたが、では、調査いかんでは補正予算を計上してでも早期に駅前の土地を購入する考えはあるのかどうかお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 今回、調査をいたします部分につきましては、将来必要な事業用地と考えてございます。この中で、土地所有者の方々のご事情も考慮しながら、やはり今申し上げた、議員おただしの用地取得に向けた次の段階に入れるように進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 進めていくということは、購入も例えば条件的に合えば実施していくというふうな判断でよろしいんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) やはり土地所有者の方々の事情、またお話し合いもまだ進めてございませんので、そういった部分がスムーズに行くのであれば、なるだけ早くそういった部分には着手したいというふうには考えてございます。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 土地が購入されると五百川駅前かなり広くなります。車での利用者の方は安全になり、また利便性も向上されますので、大いに歓迎すると思います。一日も早い実現を私は期待いたします。 次に、重点施策8番目であります工業団地の整備についてお尋ねをいたします。 今回、2社が下関下地区工業団地へ立地が決定されました。本市の活性化のためには大変喜ばしいことでありますし、これからも多くの企業が本市へ進出していただくことを大いに期待しております。 そこで、企業が進出するに当たり用地を求めようとしたとき、以前、本市の企業誘致候補地は5カ所ほどあったと記憶しております。現在立地が決定された関下地区、そして荒井地区、また旧白沢地区に3カ所だったと思います。それで、もし企業が進出を希望した場合、その候補地は企業側が自由に選定できるのか、それとも候補地ごとに順番があるのかお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 産業部長。 ◎産業部長(立川盛男君) 今、おただしの件でございますが、まず新たに市内5カ所の工業団地の選定に当たりましては、地理的条件、法的条件、いろいろ法的な規制がございますので、あと公共施設等の整備、道路等々の環境を見ながら選定をさせてきていただいたということは議会にもお示しをしながら進めさせていただいたところでございます。 今、おただしの中におきまして、いわゆる順番づけといいますか、そういうことは私どものほうは特別いたしておりません。やはりそれぞれ本宮地区、白沢地区の地形的な違いもございますが、やはり私たちとしては、今後、並行して進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 次に、27年度主な事業についての4番目の柱の中から、昨年、私9月議会、そして12月議会のときも質問させていただいたカメムシ問題についてお尋ねいたします。稲作のカメムシ被害拡大防止と、稲作農家に対する営農支援のため、病害虫防除に要する経費の一部を補助しますとうたわれています。そして、予算書の中にも病害虫防除補助金として229万1,000円が計上されていました。この素早い対応に農家の方々は深く感謝することと思います。 そこで、昨年本市内においてカメムシ防除は約184ヘクタールほど実施されたと伺っています。また、防除費用は地区や内容により異なりますが、10アール当たり2,000円から3,500円だったそうです。計画として10アール当たり幾らぐらいの補助を考えているのかお尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 産業部次長。 ◎産業部次長兼農政課長(柴田久幸君) カメムシの防除につきましては、今ご質問のとおり10アール当たり2,000円から2,600円の経費がかかってございます。これにつきましては、本宮地区につきましては、小型リモコンヘリによる防除が可能でありますが、白沢地区が養蚕農家が点在するためそれができないということで、金額の差がございます。 今回、新しい制度設計として検討しておりますカメムシ防除支援については、その事業費の1割を支援するという内容で、今考えております。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 1割補助だということですね。若干少ないのかなと思いますけれども、2,000円で200円、ないよりはいいのかなと。病害虫防除補助金、病害虫とうたわれていますので、稲作で言えば天候により、いもち病の大規模発生などといった病原菌による被害に対しても対象になると考えてよいのか、お尋ねいたします。 ○議長(國分義之君) 産業部次長。 ◎産業部次長兼農政課長(柴田久幸君) 病害虫防除につきましては、営農の一環であるというふうに考えております。ご質問のありました防除の対象となるものでありますが、稲の病虫害にもいろいろ種類ございます。全ての病虫害に対応するというものはなかなかできない状況でありますので、今回はカメムシに限定しての支援ということで対応させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) では、あくまでもカメムシのみだと、例えば大規模に天候によっていもち病とかそういうのが発生しても、そういったことに関しての補助としては考えていないと認識してよろしいのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(國分義之君) 産業部次長。 ◎産業部次長兼農政課長(柴田久幸君) ご質問のとおり、新しい制度設計につきましては、カメムシの防除に限定させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君。     〔3番 橋本善壽君 登壇〕 ◆3番(橋本善壽君) 以上で、私の質問は終わりといたします。 ○議長(國分義之君) 3番、橋本善壽君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。 △休憩 午前11時55分 △再開 午後零時59分 ○議長(國分義之君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △次藤栄君 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行します。 次に、通告3番、議席5番、次藤栄君の一般質問を許します。 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 議席5番、次藤栄です。重複する部分あるかもしれませんが、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、通告に従いまして質問いたします。 高松市長就任以来、1期4年間は震災による復旧と、原発事故災害からの復旧・復興に明け暮れた4年間だったというふうに思いますが、1月25日、市長選挙が行われ、見事高松市政2期目がスタートいたしました。 この選挙結果は、高松市長として4年間の市政運営に対しての評価と、今後に期待を込めての市民の声として意思表示されたことであります。この結果を真摯に受けとめていただき、市の発展と市民の幸せのために生かしてほしいと思います。 我々議員もこのたびの選挙においては、それぞれの考えのもとそれぞれの候補者に対し応援をし、選挙戦を戦ったと思います。結果は結果として今後は市長と執行部、議員も同じ目標とする市民の社会福祉向上のため、そして我々議員としてチェック機能をきちっと果たし、市民のために執行者との真剣な議論を交わしていきたいと思っております。 選挙戦でも市長が言っておりました震災からの復興は、震災以前に戻すことが復興ではなく、震災前よりもっと本宮市、もっとよくならなければ復興とは言えないんだと。震災によってマイナスからのスタートであり、倒れそうになったとき何かをつかみ、立ち上がること、そういうことこそが復興であると言っておられたのを覚えております。私もそのとおりだと思います。震災からの復興というテーマを、ある意味施策遂行の武器にしてでも市民の社会福祉向上のためと、住んでよかったと思える市から住んでみたいと思える市を目指し、ステップアップしなければというふうに感じております。 そこで、今期は放射能による健康管理はしっかりと継続して安全・安心を確保していくんだと、そして放射能除染は片をつけるべく、しっかり取り組んでいくんだという決意を、そして復興に向けての考え、今後の、この4年間の思いを、考えを伺いたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) それでは、次藤議員の質問にお答えを申し上げます。 私の2期目の思い、今議員がお話しをしていただいたとおりであります。ゼロからではなくてマイナスからのスタートになってしまいました。それをプラスに転じていくための作業をしていくというふうなこと、これが大切だろうというふうに思っております。あれだけの大きな被害と、そして大きな苦しみを味わってきた我々本宮市民であります。これを絶対に忘れてはいけないというふうに思います。 そういう中で、何を一つの目標にして進んでいくかというふうなこと、これは、やはり市民の皆様方それぞれ思いがあろうかと思いますけれども、市長としては、やはり震災以前にも増して元気な本宮市を取り戻す、そしてつくっていくというふうなこと、これが私の一番の目標であります。その中に、その大きな目標の中に、いろいろと施策をあわせていくというふうなこと、これが私は市政だろうというふうに考えております。 市長一人でできるものは何一つありません。そういう中で副市長初め管理職の皆様、そしてあの震災から本当に頑張っていただいている職員の皆様、そして市民の皆様方のご意見をいただきながら整理をして進んでいくということが大切だろうというふうに思っております。その中で、一つ目標を掲げさせていただいたのが私は定住促進という、その目標でありました。そういう中で、この本宮市の優位性を十分に発揮させていただきながら、震災前にも増した元気な本宮市をつくっていく、それにはあらゆる手段を講じていくというふうなことだというふうに思っております。 一生懸命取り組んでいくことによって、一つの例ですけれども、今年に入ってウィリアム王子にご来市いただいたという大きなプレゼントをいただきました、市民の皆様に対して。これは、子どもさんたちを市民の方々と一緒に守っていく、そして震災前にも増したそういう環境をつくっていくという一つの思いがああいう形になってきたんだろうというふうに思っております。あの形が私はベストだとは思っておりません。全て育てていくものだと、皆さんと一緒に育てていくものだというふうに考えております。 これからも真摯に市政に対して取り組ませていただきながら、その目標に向けて進んでまいりたいと思っておりますので、議員の皆様方におかれましてもこれからもご指導よろしくお願いを申し上げたいと思います。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 市長の考えはわかりました。その思いを受けて職員の皆さんはどのように考えるか。職員の皆さんにも同じような考えを持っていただきたいというふうに思いますが、職員の意識向上につなげる、奮起を促すには、どのように考えますか。伺います。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 先ほども少し触れさせていただきました。本宮市は自主的財政健全化を達成するための一つの手段として、職員定数の削減を方向として行ってまいりました。これが私は間違いだったとは思っておりません。しかし、その中で、あの大震災が起き、原発事故が発生してしまいました。職員の皆様方は本当に本気になって頑張っていただきました。市民の皆様方の不安をしっかりと受けとめていただきました。これは、市民の皆様にとって一番身近な政治が市役所だからであります。そういう中で、役所でできないこともたくさんあります。職員の方々一人一人で判断できないこともたくさんございます。しかし、そういう中で職員の方々は本当に頑張っていただいたと思っております。 本来、これからが私は本宮市にとっての大きな勝負だというふうに思っています。職員の方におかれましては、本当に職務に精励をしていただいて、体調管理もなかなか容易でない部分もあろうかと思います。しかし、過日の復興の集いのときに一生懸命頑張っていただいた職員の皆様方にかけさせていただいた言葉として、我々の報酬は市民の皆様方の笑顔ですと。ですから、その笑顔を多くの市民の皆様方からいただくためにもこれからも頑張ってまいりましょうという言葉をかけさせていただきました。 まだ職場環境、本当に完全に整っているとは決して言えない状況であります。しかしその中で市民の皆様方に不安を与えない、財政健全化をしっかりと守りながら、そして先ほどもお話をさせていただきました。震災前よりも元気な本宮市を取り戻すという、その大きな命題に向けて職員の方々と一緒に頑張ってまいりたいというふうに考えておりますし、職員の方々もそれぞれのお考えはありますけれども、この難局にしっかりと取り組んでいくという心は皆様お持ちいただいているというふうに私は理解をしております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 真の復興は何かということで、内堀知事は、災害からの課題を乗り越え、福島県に生まれてよかったという福島県の誇りを取り戻さないと、本当の復興ではない。そのために、挑戦、チャレンジという思いを胸に職員とともに進んでいきたいと言っておられました。 また、ウィリアム王子が来日されまして、本市にも訪れていただきましたが、東日本大震災で被災され、避難を余儀なくされている方々、そして子どもたちへ寄り添うその姿に私たちは大きな勇気と、そして復興に向けての勇気を与えていただきました。そういう意味でもその勇気を持ってチャレンジして、福島県の誇り、本宮市の誇りを取り戻し、市民が復興を実感できる取り組みをお願いしたいというふうに思います。 定住化対策について伺います。 このたびの「本宮市に住んでみませんか」というこのパンフレットの発行、これまでに本宮市にはなかった取り組みで、大変すばらしいものができたなと思います。マイホーム取得を促して、そして働く場所が多くあるというアピール、そして本宮市は子育て世帯を大いにサポートしているんだということが多く掲載されております。 ただ、定住化を進めるに当たりまして、どういう方々をターゲットにしているのか、例えば、市内の借家に住む方々、そういう方々を持ち家へと導くきっかけとすることなのか、他市、他町からの転入者をふやしたいことなのか、子育て世帯にまず本市に住んでいただき、持ち家へとつなげることなのか。そこでまず、この定住化を進めるに当たりまして、このパンフレットをどのような方々へ、どのような方法で、どのような場所で配布しているのかまず伺います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 今回定住促進対策の一つといたしまして、先ほど議員おただしのとおり、「本宮市に住んでみませんか」というPRパンフレットをつくらせていただきました。これは、先ほどもお話をいただきましたように、本宮市の魅力をこのパンフレットの中に入れさせていただきまして、広く市内外にPRをしていきたいということも含めてつくらせていただいたものでございます。 このパンフレットにつきましては、先ほどお話をいただきましたように、今後マイホームを建築、あるいは本宮市に求めていただくという方を対象に絞らせていただきながら進めてきたところでございます。借家の方が持ち家へ、あるいは他市の方々が本宮市に持ち家へと。それらの方がこのチラシを見て本宮市の魅力を感じていただきながら、本宮市を選択をしていただくという一つのきっかけになればということでつくらせていただきました。 今回、このチラシにつきましては、まずそれらの方が住宅を求められるときに、どこに行くのかなというようなことで考えさせていただきまして、そのときには不動産業、あるいは建築業者、あるいは工務店、住宅展示場、金融機関、これらがまずは一番最初に皆さんが訪れる場所なのかなということで、これらの事業所さん等を中心にしながら配布をさせていただきました。あわせて、市内に進出をしていただいている企業さん、ここには多くの方が市外から本宮市にお勤めをいただいているという部分もございますので、それらの方々にこのチラシを見ていただきたいということで企業さん等にも配布をさせていただきまして、現在のところ約90社ほど配布をさせていただきまして、現在のところこのPR誌につきましては1,500部ほど配布をしたところでございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 配布先で市内外の企業、事業者ということ伺いましたが、土地、今、不動産会社等もありましたが、土地、アパートの借家窓口になっています。これも市内外の不動産会社とか、やはり民間の企業の活用ですとか、配布先で本当に、県内外の道の駅であったりとか観光客が多い観光施設、そして本宮市を故郷と思う方々、今ありますね。そしてもちろん本宮市民にも配布はしているというふうに思いますが、そして市外の方も多く訪れるスマイルキッズパークとか、えぽかなどであります。 先ほども申しましたが、ウィリアム王子、安倍総理とともにスマイルキッズパークを視察されまして、記念樹の杜へ植樹されたことも全国に報道されております。これも本宮市のPRにすべきと思いますし、そういう意味でこのパンフレットは今後ますます充実させて、そしてもっと多くの事業所なり市内外の不動産会社、県内外の方々へ知っていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 今、県内外、広く本宮市を知っていただくというようなことで、このパンフレットを有効に活用してはというご提案いただきました。 まさしく、定住促進を進める上では、今、お話の中にもありましたように、ウィリアム王子が本市を訪れていただいたということも含めまして、いろいろ本宮市をPRする部分、このチラシの中、新たに内容も考えながら、皆さんに興味を持っていただけるような中身にさせていただきながら、多くの方に本宮市を知っていただくということで、内容につきましても充実させていただきながら今後PRに努めさせていただきたいと言うふうに考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 他市におきましてもこのようなパンフレットはウエルカムガイドということで住宅メーカーとか不動産会社からツールとして使いたいということで問い合わせもあるようでございます。まずこのパンフレットは、第一弾ということで、何年かかけて定住化へは、このような施策は育てて、発展させていくべきでありまして、そのためには本宮市の現状を知ることも必要ではというふうに思います。 人口の増減については、住民基本台帳とか統計によりわかると思いますが、そこでまず転出、転入の実態はどのような状況か伺いたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) それでは、転出、転入の実態はどうかということでございますが、平成26年4月から平成27年1月までの直近の状況でございますが、転出756人、それから転入が770人で14名の増というような状況なってございます。 また、市の重点事業であります定住対策がスタートいたしました昨年の平成26年10月から平成27年1月までですと、転出256人に対し、転入が315人ということで59人の増となっている状況でございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 考えられる転出の理由といいますか、自分とか家族の仕事とか結婚、離婚、学業、居住環境、小・中学校の教育の不満とか社会教育施設への不満とか、それから地域の皆さんとの人間関係、コミュニティ等々いろいろあると思いますが、転出してから追跡調査ということは限界もあるのではというふうに感じます。転出先といいますか、転入するその地域を選ぶとき重要視することはどのようなことか、満足度、重要度とはどういうことなのかということは、これは市が永遠に取り組む重要な課題であるというふうに思います。これが近隣市町村、自治体同士の競争だけではない比較だけではないもっと別にも要因があるのではというふうに思います。 親、兄弟、子どもの同居のため、犯罪や事故の事例が少ないこと、教育環境が充実していること、地域住民とのコミュニティがいいこと、日常の買い物、鉄道、バスなどの交通の利便性、土地を求めるにしても安価であること、このようなことが転出先を求める、重要視することではというふうに思います。 定住化を進めるに当たりまして、本宮市の問題点はどこにあるのか、改善するところはどこか、どのようなところに支援をすればいいのか。これは詳細な転出、転入のアンケート、市民の意識調査によりデータを分析するところから見えてくるのではというふうに思います。 このような市民の意識調査とか、転出、転入のこういうアンケート調査は行ったことはあるのか伺います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 現在、定住促進ということで進めさせていただいている中で、今のおただしをいただきました転入者、転出者、これらの皆様方の動態調査といいますか、アンケート調査、これは政策に生かすためには大変重要な調査というふうなことで考えております。 市といたしましても、平成25年10月から転入あるいは転出をされるときに、動態調査ということで就職あるいは転勤、退職とか、そういう調査項目を設けさせていただきながら、その転出、転入の実態を把握しながら今後の政策に結びつけたいというようなことでそのような調査をしながら内容の分析をしているところでございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 25年10月からやっているというような話なんですが、ちょっと今の答弁では詳細な感じは感じられませんでしたが、転出となれば空き家も考えられるわけであります。空き家の実態とか転出、転入の詳細な理由、アンケート調査、意識調査というのは必要と思いますが、もう一度伺います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 現在の調査の中におきましては、今、おただしのありました空き家等の調査項目というものは設けておりませんでしたが、今後、前議員の質問の中にもありましたが、4月から地方創生という中でその地方創生の中の大きな柱として定住促進を掲げさせていただきながら、政策をつくり上げたいということで考えております。当然その中には今後市内の空き家という部分も含めまして対応策を講じていかなくてはならないというふうにも考えておりますので、この項目の中にここに長年住まわれていた、あるいは持ち家でいたというような調査につきましても項目の中に入れるかどうかについては検討させていただければというふうに考えております。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 若干追加をさせていただきたいと思います。 今両部長からいろいろと答弁をいたさせました。その中で、もうちょっと数値の細かい内容をお知らせして、その上で皆様方にもご検討いただいたほうがいいのかなというふうな気がいたします。ちょっとだけお時間をいただきたいというふうに思います。 まず、平成22年震災前であります。平成22年は転入、転出で増減が転出者が14人多かったということです。そして、原発事故発生の23年、これは397名転出者がふえたと。そして、24年は142名転出者が多かった。25年は69名の方々が転出のほうが多かったということです。 先ほど、そこでようやく、先ほどの市民部長の答弁に至るわけだと思いますけれども、平成26年度で14名の増加に転じてきた。やっとこの辺で震災からの影響が少しずつなくなり始めてきたのかなというのが、これは私の分析であります。そこの中で10月から定住促進の本格的なPRが始まって、それで59名の転入増になってきたと。この間、ちょっとパーセンテージ間違ったら市長公室長、ちょっと訂正をいただきたいんですが、転入してきてくださった方々の一番多い年代層というのが30代から40代前半、子育て世代の方々。補助で、子育て世代の方々とそうでない方々の補助があるのは御存じだと思いますけれども、子育て世代の方々が多分85%だったかなと、というふうに考えております。 ですから、今、議員おっしゃるように、空き家対策も含めて、しっかりとした数値を出していきながら、その分析をして政策にどういうふうに生かしていくかというふうなこと、これは前の議会の皆様にお認めいただくときにもお話をさせていただきました。まず定住促進の短期としての取り組みを今やらせていただいているということであります。これから中期、長期があるのかどうかわかりません。とりあえず中期くらいまで持っていくためにはさらに数値をしっかりと出して、分析をして、政策の中に取り込んでいくというふうな必要があろうかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 会派での研修で春日部市の定住化について視察してきました。 春日部市では、人口減少の抑制及び定住化の促進に関する対策として、平成21年に3年間の転出、転入者のアンケートを実施しております。詳細なデータ分析によりまして、平成23年都市調査研究グランプリ、通称CR-1グランプリの優秀賞に選ばれました。 市職員による春日部未来研究所、その未来研究所は、市の人口減の要因は、問題はどこにあるのか、そういうことを見つけ出して、そして市の施策として取り組んでおりました。 春日部市の人口減の最大の要因は、2万人規模の住宅団地からの居住環境の改善ということが一番多くて、転入は、親との近居か同居するためのことが多いことがわかった。そしてその対策として、人口流出の歯どめとして、学生への官学連携団地活性化ということで、学生への家賃、学生への交通費の一部を助成して、入居促進に寄与しておりました。 このように、本市としても全体としての詳細な転入、転出の目的、自発的なのか非自発的なのか、近隣他市他町への転出の目的、空き家の実態、転出先の重要視しているところを調査、分析し、市としての改善点を見つけ出し対策を考え、講じることのプロジェクトチームを職員による未来研究所なるものを開所させることを提案いたします。 いかがでしょうか、伺います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。
    ◎市長公室長(渡辺正博君) 今回の定住化促進対策の中におきましては、今お話をいただきましたように、転入される方、転出される方、それらの皆さんの意向、それを十分把握をしながら施策に結びつけていくということが非常に大事かなということで、先進地の春日部市の事例をいただきました。 当然、そういうものを活用させていただきながら、今後の本市の定住策の中に盛り込みさせていただきまして、本市としての対応策を十分計画の中に織り込みながら今後の定住に向けた対応策を進めていきたいというふうに考えております。 その中でプロジェクトチームというお話がございました。これにつきましては、先ほど来お話をさせていただいております地方創生の中で、今回、前議員の質問の中で、総務部長が答弁させていただきましたように、定住対策室というものを設けさせていただきます。その定住対策室におきまして定住対策の事業、地方創生の事業を進める上で、やはり専門部署からの意見等も必要になりますので、それらの職員によりますプロジェクトチームをつくらせていただきながら、今後の施策をより効果的に有効に進めていく、そういう形をとらせていただきながら、新年度については進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 定住化を考え、継続的な市の施策とするためにも、そして本宮市のPRということからも、先ほどありましたウィリアム王子の記念樹の植樹、どうPRしていけるかなど、優秀な職員による本宮市のPRと、そして未来研究定住化プロジェクトとしても本当に必要かと思います。いい形で進めていただきたいというふうに思います。 定住化促進策の中にもありますが、子育て支援策、子どもたちの体力についてまず伺います。 県内の子どもたちは放射能不安により屋外での遊びが制限され、体力不足ということで屋内キッズパーク、屋外での記念樹の杜、プールなど整備されました。これは大変すばらしい施設ができて今後も子どもたちの楽しい笑顔あふれる場となることは大変幸せであると感じます。 しかし本来、子どもたちは学校帰りなどにはかばんを置いて外で汗だくになりながら遊ぶ姿が私が考える子どもの姿であると思っております。 原発事故以前からも、今の子どもたちは外で遊ぶ機会が少なくなっておりまして、テレビゲームとか家の中での遊びがほとんどではなかったか。体力不足、肥満と言われるのは、事故以前からあったのでないかとも思います。それは、学校帰りにどうやって遊んだらいいかわからない、道具がなければ遊べない、そういう子どもたちが多くいるのではというふうに思います。 また、上級生が下級生の面倒を見ながら遊ぶということも余り見られなくなりました。県内の子どもたちは、そこに原発事故が重なって、屋外での遊びが制限され、運動不足による体力低下、肥満につながっているのではというふうに思います。 そこで、地区公民館、小学校のグラウンド、児童館、諸運動場、公園など、屋外の安全な場所での子どもたちの遊びを推進していくことを教育の施策とすることが必要と考えます。 もちろん季節的なことを考えなければ、考慮しなければならないというふうに思いますが、学校終了後の30分とか1時間の遊びは体力向上につながると思いますし、除染は済んでおりまして、施設の環境は整っているというふうに思いますが、考えを伺います。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) お答え申し上げます。 議員おっしゃるとおり、遊びを通した中での成長、遊びを通した地域での触れ合い、これは子どもの育ちにとって体力面に限らず大変有意義であると思います。さらには外遊びにつきましては、体力向上、健全な身体を養うために推奨すべきであると考えます。 ただし、学校帰りにかばんを置いてというお話をいただきましたが、今、教育委員会として学校として進めておりますのは、保護者等が自宅等にいる家庭におきましては、交通事故防止等犯罪等から身を守り、児童の安全と安心を確保するため、道草をしないで真っすぐ帰宅することを基本に指導しております。また、保護者等が自宅におられない家庭におきましては、指導者のもと学習したり運動したり遊んだりできる居場所として放課後児童クラブを開設しております。さらに、地域の方々との触れ合いや交流を遊びを通したりして社会のルールなどを身につけるためにも、誰もが参加できる放課後子ども教室、通称遊友クラブを開設させていただいております。 帰宅後の児童・生徒の活動につきましては、主として家庭教育の範疇になりますが、体力、運動能力の向上には日ごろより体を動かす習慣を身につけることが有効だと思います。地区の公民館やグラウンドを大いに活用いただければというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 地区の公民館とか児童館などに子どもたちの遊具、道具、遊び道具を用意しておくことも今の子どもたちにとっては必要でないかというふうに思います。 今ほど、放課後児童クラブでは親が仕事の理由などによって子どもを見ることができないというような、そういうことで預かるということであって、入所できない子ども、入所している子どもも、体力向上という面からは放課後児童クラブの体力向上は私はいま一つかなというふうに思います。 学校帰りに、事故防止ということもありましたが、屋外で遊ぶことというのは教育の施策とすることも現在の、今の福島県の子どもたちにとっては必要と考えます。これも地域創生の一つ、地域の大人、高齢者の皆さんと子どもたちの交わりを通じて地域をつくることでもあるというふうに思いますが、子育て支援拠点の開設という対応ではいかがでしょうか。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 地域子育ての拠点事業につきましては教育部、さらには保健福祉部、それぞれにかかわりを持って現在進めております。 主な内容といたしますと、乳幼児とその母親等が対象となりまして、子育てに関する相談や助言、さらにはお母さん同士の情報提供であったり親子の触れ合いの場の提供を行うというのが趣旨でございます。ですから議員の質問の趣旨を実践する事業ではないというふうにご理解をいただければと思います。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 地域子育て支援拠点事業は、公共施設など地域の身近な場所で乳幼児のいる子育て中の親子の交流や育児相談、情報提供等を実施する事業であります。 本宮市では次世代育成支援行動計画期間においてえぽかとさくらんぼひろば、五百川地域子育て支援センターにおいてただいま実施中であります。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) その地域の拠点として、拠点で遊び道具ということでキャッチボールするグローブでありますとかボール、サッカーボールとか縄跳びの縄とかドッジボールとかそういう自由に使えるそういうことは大事なことでありまして、上級生と下級生とのコミュニケーションの場であったりとか、大人の皆さんとの交わりという面でも必要かというふうに思いますが、そういうこともできないんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 先ほど申し上げました3カ所で実施をしているんですが、えぽかでは子育てサロンとか紙工作など、わくわく広場と言うんですが、そういうことで遊んでいただいております。 目的は、体力向上を目指すものではありませんが、遊びの中で体力向上はしているものと思われます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 子ども・子育て新支援制度について伺います。 本市の取り組む内容について伺いますが、4月から本格的に始まるこの子ども・子育て新支援制度で、新聞報道されましたが、市が重要視する事業ということで、本市は地域子育て支援拠点の開設に重要視すると新聞発表されました。 放課後児童クラブ開設と、一時預かり保育については、もう既に取り組んでいるということで、前の質問でもちょっと触れておりますが、重要視はしていないということなのでしょうか、伺います。 ○議長(國分義之君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 子ども・子育て支援新制度につきましては子ども・子育て支援法とそのほかに認定こども園に関連する2つの法律をあわせました子ども・子育て関連3法に基づきまして、新年度から本格スタートするものであります。計画的に取り組みを進めるために、市町村は27年4月から5年間を計画期間とする市町村子ども・子育て支援事業計画の策定が義務化されておりまして、本宮市でも現在策定中となっています。 制度のポイントとしましては、これまで幼稚園と保育所の2つが多く利用されてきましたが、現在ある幼稚園と保育所についてはそのまま利用でも構いませんが、18年度から導入されている幼稚園と保育所のいいところを一つにした認定こども園を地域の実情に応じ、普及を図っていきたいとするものが一つであります。 なお、子ども・子育て支援法において幼稚園と保育所、そして認定こども園に対する給付の区分は施設型給付となります。 あと一つが待機児童の多い都市部、子どもが減っている地域の双方で身近な保育の場を確保し、待機児童を減らして子育てしやすい、働きやすい社会にすることを目的に、少人数の子どもを保育する事業が新たに地域型保育給付の区分として創設されております。 地域型保育給付につきましては原則20人以上よりも少人数の単位で待機児童の多いゼロから2歳の子どもの預かりでありまして、定員5人以下の家庭的保育、6から19人の小規模保育、従業員と地域の子どもを一緒とした事業所内保育、あと障害、疾病ケアの1対1の居宅訪問型保育の4つでありまして、この事業が新制度においては待機児童の解消として強調されている部分であります。 なお、地域型保育につきましては、本宮市では公立の保育所で保育ニーズを満たすこととしておりまして、実施は予定はしておりません。 もう一つが、13の事業から成る地域子ども・子育て支援事業であります。13の事業につきましては、地域のニーズに見合ったものを実施することとなりますが、本宮市では既に実施しているものがほとんどであります。計画書におきましては、先ほど言いました地域子育て支援拠点事業、ファミリーサポート、あと一時預かり、延長保育、放課後児童クラブ、乳児家庭全戸訪問と、9つの事業を継続して実施するものとしております。特に、地域子育て支援事業を重点的ということではございません。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) この本宮に住んでみませんかという中にもちょっと書いてあるんですが、高学年の放課後児童クラブについては、現在の状況はどのようになっているのか、そしてことし4月より高学年は全地域で実施していくという、そういう認識でよろしいのか伺います。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 学童保育の現状でございます。 本年度まで、基本的には小学校の3年生までをお預かりしておりました。今度の新子ども・子育て支援制度の中におきましては、関連法の改正がありまして、原則6年生まで受け入れるという決定がされておりますので、6年生まで受け入れる形で昨年ご審議いただきましたように、人数が多い場所についてはクラスを2つ設ける、そして定数を定めるということで本年度よりも多い定数で学童保育を実施するということでお出ししたところでございます。 また、本年度までにおきましても、夏休み等の長期につきましては6年生まで受け入れをしておりました。さらに、どうしても人数が集まりません白沢地区におきましては、施設的な余裕がありますので、6年生までお預かりしたという経緯はございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) この制度では、県内市町村で重要視する事業で、放課後児童クラブの設置、地域子育て支援の開設、一時預かり保育ということになっていますが、この施策を進める課題として、県では保育士の人材確保が問題だとしております。 そこで、保育士の人材確保、人材不足は本市においてはどのように感じておりますか、伺います。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 保育士の人材不足、これは全国の求人倍率なのかな、1人の先生に対して2つの事業所が求めている、2倍の状況が続いております。本市におきましても、新卒で入っていただける方は何とか集まっております。ただ、臨時でお願いしている先生方につきましては、非常に厳しい状態が通年で続いております。昨年と比べまして約60人ほど多い子どもを4月1日からお預かりするようになりますが、何とか今の間に合うだけの職員体制が確保できましたので、年度当初の待機児童は発生しないというふうに見込んでおります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 今後、県内市町村での保育士の需要が見込まれることから、保育士の確保には困難も予想されます。対策として、資格を持ちながら仕事についていない潜在保育士の現場復帰と、他の仕事についている方の保育士の復帰を促す施策が必要と考えます。 そこで、保育士の確保策と定住化策を組み合わせた一つの施策を考えてはというふうに思います。例えば、保育士の資格を持った方が市外から本市へ転入され、市内の子育てに関する仕事についていただいた場合、家賃とかその一部を助成することなど、定住化と保育士の確保の施策を組み合わせをしてはというふうに思いますが、伺います。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 保育士の確保につきましては、ハローワークとの連携はもとより、短大、大学へのお願い、退職保育士の会、さらには本市で教育実習を行った方々、この方々にもお願いしますとともに、5年と定めております臨時職員でありますが、この中から継続いただける方につきまして1年ずつになりますが、雇用の契約をするなど、手を尽くしております。 議員一つの手法として提案をいただきました。それはそれで教育委員会だけで決定できる内容ではございませんので、市として考えさせていただくものでありますが、同じように本宮市に勤めていただいて、本宮市で結ばれて、本宮市で母になっていただくため、それが定住対策につながると思うんですが、現状、臨時職員の確保というのは非常に難しいところがありますので、雇用形態とか処遇の改善、こういうところも視野に入れて、対策を考えていければと。できればもう、27年度中に何かしらの案を出させていただければというふうには考えておりますが、こういうことを繰り返していくほうが、今の不足している状況に対して中長期的ではないかもしれませんが、今できることを粛々と積み上げたほうが現状においては役に立つんではないかというふうには考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 以前の私の一般質問で、出産後保育所に預かっていただいている上の子ども、第1子は第2子誕生後、産後は産後3カ月間のみは預かっていただけるが、その後保育所入所は打ち切られ、退所させられると。育児休業は大半の親は産後1年間は休みをとっておりまして、企業への育児休業の申請をして1年後は現場復帰を望む保護者は、保育園入所の継続を願っております。 このときの答弁では、この制度の原則論は、育児休業を取得した場合、当該児童を保育することができないとは認められないというのが基本の考えであると。しかしながら、保育所に定数の余力、余裕がある場合もあり、個別に相談しながら進めているとのことでありました。 他市においては1年間は保育所入所を認めているところは多くあります。本市は入所1年を認め始めた場合、入所できない子どもが待機児童が出たとき公平性に欠けることから見送っているとのことでありました。 本市の場合、それは保育所の面積、保育士の数によるところが大きく、問題は保育士の数の充実こそが子ども・子育ての親の望むところであると思います。市の正職員の定数も定数管理上問題もあり、正職員化も限度、限界もあります。そこで、定住化と組み合わせ、一部助成しながら、保育士の確保と子育てしやすい環境づくりのために、子ども・子育て支援制度と地方創生の有効な施策と考えますが、伺います。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 答弁申し上げます。 ただいま教育部長に答弁をしていただきました。今の現状は部長が申し上げたとおりであります。年度初め、待機児童何とかゼロに抑えることができました。定住促進の事業を初めた中で、光が当たってきた部分、先ほどもちょっとお話をさせていただきましたけれども、影の部分もございます。これが待機児童ゼロがしっかりと担保できるかどうかという一つの問題がそこに出てまいりました。 子どもさんを預けて働きたいという方がふえてきたと。これがいいとか悪いとかの問題ではなくて、今までの状況の中でその方々の要望を受け入れられる状況がいつまで続けられるかというこの問題も片方で出てきているという事実はございます。市としても、保育士さんの確保、これは先ほども部長が申し上げましたとおり、臨時職員の方々の待遇改善というのがこれ、ひとつ大きな課題になってこようと思っております。今、教育委員会中心にしながら弁護士さん等々とも相談をさせていただいて、どういう形の中で他自治体よりも待遇がいい形の中で人材確保ができるか、その辺の検討をさせていただきながら部長答弁のとおり、27年度中に議会のほうにお示しをさせていただければというふうに思っておるところであります。 それから、定住促進とあわせて、この保育士さんの確保ということでありますが、前の議員からもお話がありました。アパートにお住まいの方々への補助も必要ではないかというふうなこと、そういうこともあります。ただ、今、市営住宅もあわせてでありますけれども、過日行われました定住促進の市民の皆様方との協議会の中で、業者の方々から出る話は、本宮市のアパートに空きはないと。今あちこちでアパートが建っておりますけれども、建てている間からもう申し込みが殺到しているというふうな状況なんだそうであります。ですからその辺、前を見据えてどういうふうな対策をしていくべきかというふうなことが一つ、これは議員のおっしゃることを一つの参考事例としてその中で検討させていただきたいというふうに考えております。 それからもう一つは、生活水準をどこで保っていくかという、その本宮市で暮らす方々、やはり共働きをしたいという方々、その方々のお気持ちも十分察しなければならないとは思いますけれども、一つの本来の子育ての方法として小さなお子さんはお母さんの手でできるだけ時間をとって一緒に育てていくという本来の子育ての大切さというのもどこで組み合わせていけるかというふうなこと、その辺もあわせてもう少しお時間をいただきながら総合的に方向性を出してまいりたいと考えておりますので、どうか今後ともお気づきの点がございましたらご指導をいただければと思います。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) もう一つ提案させてください、考えてきましたんで。 一部助成の件でありますけれども、保育士を目指す学生の助成です。県内郡山市とか福島市など、保育士の免許をとる学校へ通う学生に対して本宮市で子育て、保育に関する仕事についていただくことと、本宮市に住んでいただくことを目的に借家代、アパート代、交通費の一部を助成をしてはというふうに思います。これは学校に対してもPRすることもできますし、また学校側も学生に対して入学につなげるPRにもなります。学校も一企業体でありますし、自治体も企業体であります。 本市の子育てに関する仕事についていただくことと、住んでいただくことを目的に保育士を目指す学生への助成ということではいかがでしょうか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 保育士を目指す方に対する助成というふうなことでございます。県におきましては県立医大生といいますか、大学で勉強しまして医者になるというような方に対しましては、入学時に県民でありますと約30万弱の支援、県外ですと56万円ほどの支援というようなそういう制度を持ちながら医師を確保するというような奨励金制度を設けているものもございます。 保育士につきましては、今のところ議員おただしのとおり、なかなか人数的に保育士を十分待機児童が発生しない範囲の中で確保するというようなことが難しい状況になりつつあるのも現実でございます。しかしながら、この医師とはまた若干捉え方が違うといいますか、全体的な人数としては先ほど議員の質問にもありましたように、現在は保育士をしてはいない方々が潜在的にいらっしゃるという部分もございますので、いかに本宮市のそういう保育行政に携わっていただくというようなことでの掘り起こしといいますか、そういうようなものを含めながら、できる限り現行制度の中で対応できる形をとれればなというようなことで今は思っております。 将来的に保育士が医師と同じような状況になるというような状況になれば、また検討していかなくてはならないというふうには考えておりますが、今のところは制度的にはなかなか難しいのかなというふうには考えているところでございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) そうですね。短期的に、もちろんそうなんですが、継続的にいろいろ、あと財政的にも考えなければならない部分あると思いますので、そのときそのときに進めるべきことがあると思いますので、定住化対策との組み合わせをちょっと検討していただきたいというふうに思います。 合併支援道路について伺います。 合併支援道路については、平成29年度完成予定で進められておりますが、震災により多少の延長があるのではというふうにも思います。国・県による説明会も開かれ、建設に伴う移転補償も提示され、移転に係る市民も覚悟を決めて土地の買収、田畑の買収、宅地、建物の補償など、着実に進んでいるものというふうに思われますが、現在までの市民の土地、建物等の契約までに至ったもの、交渉中など、進捗状況について伺います。 ○議長(國分義之君) 建設部次長。 ◎建設部次長兼まちづくり推進課長(高橋朋久君) 合併支援道路の進捗状況につきましては、現在起点側の高木の辻地内に既存の住宅が密集しておりまして、この地区の住民の方々のご協力が本事業の進捗に大きく影響してくるというふうに思われますことから、平成25年度より辻地内の用地協議に着手をしておりまして、現在までに12名の辻地内の地権者のうち10名の方々からご契約をいただいたところでございます。 今後のスケジュールにつきましては、県によりますと、引き続き残る辻地内の用地協議を優先的に進めるとともに、東側の先線の用地取得に向けた用地幅杭の設置、新年度以降は用地説明会を開催するなどしまして用地確保に向けて積極的に取り組んでいきたいということでございます。 なお、今おただしのありましたその合併支援道路の事業期間でございますが、平成22年度より平成29年度を完成を目標に進めてまいりましたが、東日本大震災による影響などもありましたことから、事業期間を3年ほど延長しまして、平成32年度までに延長する国への諸手続を進めているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 3年程度の延長があるようだという話でございます。昨年の国・県などによる高木公民館の物件調査に入りたいということで報告がありましたが、現在の状況はどのような状況か伺います。 ○議長(國分義之君) 建設部次長。 ◎建設部次長兼まちづくり推進課長(高橋朋久君) 私のほうからは県事業におけます現在の高木公民館の建物の物件調査の状況についてお答えさせていただきます。 既存の公民館の物件調査につきましては、今年度既に調査対象となっておりまして、12月までに調査は完了してございます。 県からは、来年度契約に向けての打診がございまして、既に担当部署との用地協議に着手した状況でございます。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 昨年の議会で、公民館の予定地の物件調査費が認められましたが、その調査状況はどのようになっているのか伺います。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 予定地の一つとして挙げさせていただいたところの物件調査、不動産鑑定になりますが、につきまして行わせていただいております。 また、それで全てが終わるということではなく、この高木地区公民館の移転ですが、昨年8月以来、高木地区の振興会の役員の皆様方からたびたびご意見をお伺いしております。 現在も公民館のあるべき機能はどうあるべきかというところを中心にお話をいただいております。今後、高木地区の皆様からのご意見を伺う方法についても同じく振興会の役員の皆様方と協議をしながら、今後説明会にも結んでいく考えでおります。その上で、物件補償に関する積算委託費をというのは場所にもよりますが計上させていただきたいというふうには考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 高木住民の関心は、高木公民館移転と、そして使いやすい、いい施設であってほしいというところにあります。移転候補予定地として、昨年8月に二度住民説明会がありました。このときは高木地区の振興会長さん初め公民館館長さん、町内会長さん、各種団体長さんの皆さんでありましたが、使いやすい、いい施設になるような執行部と住民のキャッチボールをしながら進めていただきたいということで、各団体長さん、振興会の皆さんの理解は得られているものと思っております。 しかしながら、高木地区の住民へは説明会はまだ行われておりません。ですので、場所の選定で、不安とか不満を抱く市民も一部いらっしゃることも事実としてあります。 場所の選定について市の執行部として、まず遺跡がないところ、まとまった土地であること、そして地区住民が子どもから高齢者まで集まりやすい場所にあることなど考慮し、選定に至っていると思います。その一部住民のその不安、不満の解消のためにも、全ての皆さんに理解を求めるのも限界もあるかというふうに思いますが、その住民説明会についてはどのように考えているのか。説明会について伺います。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 議員おっしゃるとおり、昨年8月に高木地区公民館長初め、高木地区の振興会の役員の方々からご意見をいただき、今後、振興会初め地域の方々からの意見をいただきながら進めていきましょうと。それにつけてもどういうものを考えていくのか、青写真も示せないようでは話が先に進まないということでまず基本設計をやらせていただいております。基本設計の中でさらに役員の方にお集まりいただきまして、高木地区の公民館にどういう機能を持たせたいという話し合いを1月にさせていただきました。 それを受けまして、何例か考えられるものをつくり、過日途中経過ですが、こういう考え方ができないでしょうかねと、いろんなものを出して、ご意見を伺っております。 その中ではそれで終わりではなく次回、地域の皆さん方に示していく素案、さらにはご意見をいただく場の設定について次回については協議をさせていただきたいということで話をまとめさせていただいております。 その辺、次回お集まりいただいた振興会の皆さんとも協議した中で、どういう形で地域の方々からご意見を伺っていくか、その手法も決めた上で4月から5月になるかと思いますが、こういう場を設定していきたいと現在考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 先ほどもありましたけれども、現在の高木公民館の件ですけれども、今後のスケジュールについてちょっと伺いたいと思います。県との交渉と契約ということになれば、現在の高木公民館の解体ということになろうかというふうに思いますが、現在の公民館のその契約と解体の時期はいつぐらいになるのか。そして、使用不可の時期を極力少なくするためには、何を早急に進めなければならないのか伺いたいと思います。 ○議長(國分義之君) 教育部長。 ◎教育部長(国分忠一君) 高木地区公民館、現在と新たなものということでのスケジュールということですが、2つに分けてお話させていただきますと、まず現在の公民館につきましては、県との契約を踏まえますと、27年度末には更地にして土地を引き渡すという条件が出てまいります。これを踏まえますと、27年の秋口ぐらいから取り壊すということが考えられるかと思います。さらに、発注から建設工事、全体で1年くらいかかるとすれば、28年度に発注し、28年度中に完成できれば29年度当初から供用開始に持っていけるんではないかと。これでいきますと、その間約1年4カ月から1年6カ月の間使えない期間が出てくるんではないかと。これが最短だと思います。 それを踏まえた上で、またもう一つ大きな前提条件として、地域の方々との意見交換を踏まえるということが入りますが、それを踏まえた上で新しい公民館のスケジュールというふうに考えますと、4月、5月ころに地域の皆さん方から意見をお伺いできれば、その結果を直近の議会のほうで物件補償費等の委託費であったり、現公民館の解体費であったり、それも設計業務委託なんですが、そういうものを計上させていただくようになろうかと思います。 また、県との契約関係でいきますと、県のほうの労務単価の入れかえというのが出てくるらしいので、それが6月、7月くらいになります。早くて8月くらいの契約をお願いしたいというふうには県のほうから話を伺っております。 それを踏まえまして、県のほうの買収に係る費用、そういうものにつきましては6月に計上させていただければというふうに考えております。 また、同様に市のほうでも買収が出てくる場合、買収に係る費用であったり登記代であったり、現公民館の解体工事であったり、さらには新しい公民館の実施設計の委託であったり、こういうものにつきましてはできれば9月くらいを予定できればありがたいというふうには考えております。来年3月には市は県に、また地権者等から市への建設もしくは道路敷地の引き渡し、登記があって、新しい公民館につきましては来年4月以降発注、施工ということになろうかと思います。 最大で16カ月間くらい、何ぼ早くやっても使えない時期が出るんではないかというふうに思っております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君。     〔5番 次藤 栄君 登壇〕 ◆5番(次藤栄君) 高木公民館の移転に関しまして、高木住民の全ての皆さんに理解を得るのはまず難しいのかなというふうにも思いますが、若者ですとか小学校へ通う子どもたち、そして保護者の皆さん、高齢者の皆さんも場所については同意の意見は多くあると感じております。以上のことから公民館の使用不可となる時期を極力少なくし、住民に不自由をかけない計画をお願いし、質問を終わります。 ○議長(國分義之君) 5番、次藤栄君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は2時30分といたします。 △休憩 午後2時16分 △再開 午後2時29分 ○議長(國分義之君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △菊田広嗣君 ○議長(國分義之君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行します。 次に、通告4番、議席1番、菊田広嗣君の一般質問を許します。 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 議席1番、菊田広嗣です。 事前にいたしました通告に従いまして質問をいたします。 まず初めに、大項目1の除染についてからを質問したいと思いますが、せんだって同僚議員から同じ項目にて質問がございましたので、重複するものは省略をさせていただきまして、その質問に対する答弁をもとに違う角度での質問をできるだけさせていただきたいというふうに考えております。 ではまず、中項目1の進捗状況についての質問でございますけれども、進捗状況のほうは先ほどお伺いいたしました。それを踏まえましての27年度中に除染は完了する見通しなのかということもお聞きする予定でございましたけれども、こちらのほうもご答弁がございまして、困難であるとは考えているというようなご答弁のほういただきましたので、その次の質問を踏まえてさせていただきたいと思います。 27年度中に除染のほうが完了するのが困難であるという見通しの上で、市長のほうからもご答弁ございましたけれども、これから除染にかかわっている方も皆様強い思いを持って臨まれていると。その中ですり合わせながら考えていきたいというようなお話がございました。 そこで、私の考えといたしまして、このまま計画どおりに完了するのがなかなか困難であるというままで、計画だけは当初のままだとすると、市民の方が、うちのほうまで除染が果たして回ってくるのだろうかとか不安になってしまうのではないかということも考えられます。私としてはそのような不安を残すよりも、改めて途中経過でスケジュールを見直し、余裕があるスケジュールを組み直したほうが市民の皆さんも不安にならずに済むというふうに考えておりますけれども、そのような考え方の点から執行部のほうはどのようにお考えかをお伺いしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) それでは菊田議員のおただしにお答えしたいと思います。 新聞報道等でもう既に御存じかもしれませんけれども、政府は27年度までの集中復興期間は延長しないと。28年度からの5年間を後期復興期間と位置づけて、夏までに新たな振興枠組みを示すということでございました。 一番懸念されますのは、除染実施計画の延長が認められるのか。どういうことかと申しますと、除染実施計画、国の認定をいただいております。認定をいただいたことによって交付金で除染ができております。できないから延ばすということになりますと、果たして延長が認められるのか。認められて、まして交付金の対象になるのかというのは今時点で全く不明でございます。今後何らかのアクションがあるものと思われますので、私どもとしましては国・県、他自治体の状況を注視しながら対応したいというように今時点では思ってございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) ただいまご答弁いただきましたけれども、まず除染の基本といたしまして、もちろん国とか県のほうからのやはりお金がかかることですから、そういったこと大事だと思うんですけれども、非常に基本的な質問でございますけれども、除染が行われるのは第一義として市民の安全と安心のためということで、こちらはよろしいでしょうか。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) そのように思ってございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) ということでございましたらば、確かに、いろいろと予算の問題上など難しいところがあるかもしれませんけれども、結局は市民の安心と安全のためで申しましたらば、やらなくてはならないということにはこれは変わりがないというふうに私は考えております。 やらなくてはならないということを踏まえまして、そのような工期、まあいわゆる、何でもそうですけれども、工期というものはスケジュールとしては当初の目標値、そしてそれに合わせたそれに対しての現実な値、そして現在の進捗状況などなどを総合的に判断して工期というものは決定していかなければならないような事柄であると私のほうでは認識しております。市民の安全と安心のために行うということであれば、特に安全はもちろんでございますけれども、安心という、こちらのほうのことを考えれば、皆さんが少しでも不安になる要素、こちらは積極的に取り除いていくべきであると私は考えております。 当初の予定から終了予定期日を変更するメリットといたしましてはそのような不安の払拭というところでメリットがあると私のほうは考えておりますけれども、逆に、そのようなことを今すぐしないことによって発生するメリット、デメリットにはどのようにお考えでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 議員おただしのことはもっともだと私も思います。ただ、先ほどから申し上げましたように、現段階では事務方としてその工期を延ばすとか、できませんということはまだ言えませんので、とりあえず努力させていただきながら、恐らく何らか行動があるやに聞いておりますので、この辺も含めながら再度議会のほうにも報告させていただきたいというふうには思ってございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) もちろんでございますけれども、予定期日に終了するのがこれが一番いいかなとは思うんですけれども、そのできるだけ工期を、先ほどの同僚議員の質問でもございましたけれども、早めていく上で、先ほどのご答弁でお聞きしましたのは、現在進捗を阻害している要因として先ほどご答弁で挙がりましたのが、仮仮置場の設置とか、あとは除染作業員の不足、そういったものがあるというふうにご答弁を先ほどいただいたと思います。それら特に除染作業員の不足などですか、こういったことに関しまして、どのような形でそれらの業務の阻害を排除して、業務を適正化していく予定なのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 放射能除染・モニタリングセンター所長。 ◎放射能除染・モニタリングセンター所長(橋本久雄君) 除染のスピードアップ、先ほど答弁させていただきましたが、行政側としてできること、組合側としてできること、いろいろあると思います。その中でも月1回の除染組合との懇談会、あと毎週行っております工程会議とか現場サイドでなんですが、この辺は頻繁に行わせていただきまして、業務の見直し、あとは除染作業の均一化、この辺を図ってもらいながら、どこで時間を費やしているのか、この辺をスピードアップにつなげられないか、この辺を毎回検討させていただいておりますので、27年度については先ほど申し上げましたけれども、さらなるスピードアップが図れるというふうに思ってございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 何度も申しますように、同僚議員のほうであらかたのほうのご質問は終了しておりますので、大体このぐらいで大項目の1のほうは終わりとなりますけれども、先ほども申し上げましたとおりに、市民の皆さんの安全と安心、それをまず第一義として考えて、不安になる要素は積極的に取り除いていくということが非常に大事なことであると思います。 ぜひ、人員、作業工程などを考慮した上で、現状に合ったスケジュールを検討し、効率的な作業、除染を進めていただきたいということを強く要望しまして大項目の1を終了とさせていただきたいと思います。 続きまして、大項目2の入札についての質問に移ります。 まず、中項目1の追加発注についてでございますけれども、25年度、26年度ぐらいで行われた入札に対して、追加発注の契約変更がどれぐらいあったのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 総務部次長。 ◎総務部次長兼財政課長(鈴木弘治君) ただいまの議員のご質問にお答えしたいと思います。 追加発注に係る変更、大きい工事から小さい工事まで非常に多く変更を行っているところでございますが、議員おただしの件につきましては議会での議決を得たものということでお話を受けておりますので、その辺でお話をさせていただきたいと思います。 まず、地方自治法に規定します議会の議決をいただきました工事請負に係る契約件数でございますが、初回契約年度ベースで申し上げますと、平成25年度分契約が3件でございまして、この追加発注に係る変更契約に係る議決、または専決処分による議会の報告を行っているものにつきましては3件となっているものでございます。 また、平成26年度分、契約分でございますが、2月末現在で申し上げますと2件でございまして、そのうち追加発注による変更契約に係る専決処分による議会の報告を行った件数は1件となっているものでございます。 この2カ年度のトータルでは4件となっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) では次に、その契約変更、追加発注になった金額の平均、また最大の金額と最少の金額をそれぞれお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 総務部次長。 ◎総務部次長兼財政課長(鈴木弘治君) ご質問にお答えさせていただきたいと思います。 25年度、26年度それぞれの平均額、まず申し上げますと、25年度分、追加発注に係る3件分でございますが718万2,000円となってございます。平成26年度分の契約分につきましては1件のみなのでその追加発注額と同額の796万2,840円。ここ2カ年の平均額は737万7,000円となっているものでございます。 さらに、この2カ年度間における追加発注の最大の金額でございますが、最大金額につきましては1,167万480円でございまして、議会の議決をいただいているものでございます。 また、最少額でございますが、158万3,280円でございまして、専決処分によりまして議会の報告をさせていただいたものでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) では、今ご答弁いただいた金額でございますけれども、大体平均して大体737万円ほどの追加発注がなされていると、回数としたら4回ですかね。ということなんですけれども、こちらの回数または追加発注になる金額について、どのように考えているのかをお聞かせいただきたいと思います。どのようにと申しますのは、仕方ないというふうに捉えているのか、まだ改善の余地があるので改善すべきと考えているのかということでございます。 お聞かせください。 ○議長(國分義之君) 総務部次長。 ◎総務部次長兼財政課長(鈴木弘治君) 追加発注に関してでございますが、まず公共工事につきましては、その施設に求める機能や使用目的についてできるだけ少ないコストでかつ最大の効果が出ること、さらにはよりよい品質の確保が求められます。これらにつきましては法律で定められているものでございます。そのために、追加発注が必要となる場合がございまして、そうした場合には公共工事の調達に関する制度、または各種規定の範囲の中で必要性を検証し、かつ確認した上で変更契約により追加発注を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 私がこちらの件でお伺いしたいと申しますか、質問の肝としていたしたいのはと申しますと、追加発注によって各業者さんとか施工者さんそれぞれ得意分野があると思いますので、追加発注の金額またはそれに係る作業内容によっては、最初にその入札に織り込まなかったために入札結果が変わってしまっている可能性がもしかしたらあるのではないかということがまず一つ、私が質問の内容の肝として申し上げたいところでございます。 そういった意味で、こちらの最初の入札の見積もりのほうが正確に果たして行われているのかと思うんですけれども、そちらのほうに関しましてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(國分義之君) 総務部次長。 ◎総務部次長兼財政課長(鈴木弘治君) ただいまの変更契約、追加発注により受注業者が異なっていたのではないかというおただしでございます。 追加発注による変更設計につきましては、当初発注工事の設計と本質的には同じ考え方のもと行っているものでございます。仮に追加発注工事分を当初設計分に盛り込み、入札を行ったといたしましても、落札率が大きく変わるものではないと推測されるものでございます。ただし、受注業者が異なる可能性はまた否定できないものでございます。 それから、見積もり額が適正でありましたかというおただしでございますが、建設工事に係る設計金額の見積もりにつきましては、工事の種類にも違いがございますが、全般的には現地を測量し、必要な機能等を盛り込みまた設計図を作成しながら施工条件等を想定した上でその数量等を拾い、工事金額をまとめているものでございます。その内容につきましては専門的な見地から確認を行っているものでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) では、お伺いいたしますけれども、例えば本年度の約800万円の追加ですか、こちらの、記念樹の杜の追加のお話だと思うんですけれども、説明をお伺いしたときには、遊具を設置するためにもともとある木の植えかえ、またはもともとある既存の設備へのふたがけとかそういったことが入っていたと思うんですけれども、そういうことは前もって予測できなかったので、結局追加になったということでしょうか。そしてそれは、予測できないのがいたし方のないことだと、そういうお話でよろしいんでしょうか。
    ○議長(國分義之君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 記念樹の杜屋外遊び場整備の設計につきましては、指名型プロポーザル方式によりまして設計業者5社を選定し、まず基本構想、設計の提案をいただき、その中からすぐれたものを選び実施設計をいたしたものであります。 基本構想設計に基づき、実施設計という点におきまして、通常の建築または土木工事とは若干異なるところがあります。と申しますのは、基本構想設計にはイメージによるところもありまして、その後実施設計とはなっていますが、遊具の設置あるいは現場を掘削することなど、工事の進捗につれまして、現場の状況が鮮明になってまいりますと、設計と現場に乖離があるところが出てまいります。そうしたものは現場条件に合わせた設計変更の必要があり契約変更となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 今ご答弁いただきましたけれども、私、もちろん建設関係については素人でございますので、あくまで印象論になってしまうんですけれども、既存の側溝のふたがけとか、あと、もともとあった木の場所に遊具を設置するというのは、あとから大体つくっていってわかるとかそういうレベルの話なんでしょうかね。ある程度、最初の見積もりの段階で距離とかはかったり、遊具の大きさだとかそういったもの大体出して、その中から見積もりしていくのが自然な流れじゃないかなと思うんですけれども、いたし方ないことなんでしょうか。もう一度お伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 繰り返しになりますが、ちょっと現場打ちのようなところがある工事でありまして、やはりそれをやっていくうちに乖離が出てくるというところでの設計変更となります。 それとあと整備の内容としましては、議員おっしゃるとおり遊具の配置等の中での障害となる樹木の移植、伐採、あとはゲートタワー設置のための、これも必要であるということになったんですが、外灯の移設、あとは急傾斜ののり面崩落防止のための植栽及び安全領域確保のための植栽、それとあと落下防止のためのグレーチングによるふたがけ、こういったものを当初から見込めればよかったんだと思いますが、実際この工事なかなか難しいもので、やってみないとわからないというところがありまして、設計変更となったところでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) ただいまの答弁を聞く限りですと、私がたまたま例に出した記念樹の杜、こちらがなかなか特殊なものだったということで、ほかの追加発注があったものに関しましては、もう少し厳密に正確に見積もりをしているという、そのような認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 総務部次長。 ◎総務部次長兼財政課長(鈴木弘治君) お答え申し上げます。 追加発注による設計変更でございますが、こちらにつきましては、国土交通省が示している工事請負に係る設計変更ガイドライン、さらには市のほうで設定しております工事請負契約約款に書いておりますが、通常ですと地質及び湧水など自然的な、または人為的な施工条件が異なった場合に変更が認められるということでございますが、やむを得ず追加発注等が必要な場合についてもこの約款の中で必要があればというような規定がありまして、その中の範囲の中で設計変更をさせていただいて、必要な施設の目的、機能を確保するものでございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 約款の中で必要があればというのは、私のほうもそれはわかります。ただ、そうではなくて、追加発注とかそういったものが発生してしまっている現状に対して何かしらこう、改善の手だてがないのか。そして、またできればやはりそういうことは改善したほうがよいというふうに考えているのか。もしくはこれはもうこのレベルでしたらばいたし方ないという認識なのかということをお伺いしておりますので、もう一回お願いします。 ○議長(國分義之君) 総務部次長。 ◎総務部次長兼財政課長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。 市としましてはできる限り当初設計での工事完了が適当であるというように考えてございます。しかしながら先ほどご説明申し上げましたとおり、やむを得ない事象等が発生いたしますので、ただし、このようなことが未然に予測するような形での設計が必要になってくるのかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) なぜここまでこだわるかと申しますと、これはもちろんのことでございますけれども、自治体が何か発注するときに使われるその予算といいますのは当然ながら市民の、県民の、国民の税金でございます。その税金を1円でも無駄にしないために、最初からできる限りの要素を入札に盛り込んで、競争の原理を働かせる。もしくは、最初から盛り込むことによって金額の幅はふえますので、それによって不調を防ぐなど、そういったことがいろいろメリットとしてできてくるのではないかということで、何度もしつこくお伺いしているところでございます。 何度も申しますけれども、こうしておけば100円安くなったとか50円安くなったとか、額は小さいかもしれませんけれども、後から、ああ、こうすればもうちょっと安くなっていたって考えてもそれは全て皆さんの税金です、使われてしまっているのは。そんな事態にならないように常にあと100円安くするにはどうしたらいいのか、1,000円安くするにはどうしたらいいのかということを考え続けて、そういった見積もりをできるだけ精密に出す手法を常に探り続けていただきたいと思います。 では、次の大項目の3、定住促進についてに移ります。 まず、中項目1のPRの手法と費用対効果の考え方についてでございます。 こちらは、定住促進とPRの手法というところで、ミスマッチかとも思いましたけれども、PRの手法、ひいては定住促進のほうにつながっていくものだと考えて大項目の3にこちらのPRの手法という項目も中項目として入れさせていただきました。 先ほどの項目で申し上げましたが、税金を使って何かを行う以上、できるだけ常に最少限の額で最大限の効果を出せるような努力はしていかなければならないと考えております。もちろん企業と違いますので、費用対効果の効果、それが企業だとイコール利益となるんでしょうけれども、地方自治体の場合は利益だけではなくて市民の満足度や市民の安全など、数値にできないものも含まれているとは思いますので、非常に難しいものであるとは考えております。 しかし、このPR活動、こういったものに関しましては、マーケティングなどと同じことですので、費用対効果、そのようなものが顕著にあらわれ、わかりやすい事業であるというふうに私は考えております。 さて、27年度の重点事業におきまして、市民参画、協働と市民の視点に立った行政活動の推進とした上で、本市のPR事業ではまゆみちゃんを活用し、福島県のへそのまちを全国にPRしていくとあります。 さて、市民参画、協働の中でまゆみちゃんを利用し、それを全国にPRするためにどのような手法をとる計画なのかを、現段階であるもので結構ですのでお伺いしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) まゆみちゃんを活用して、全国にPRをするというおただしでございます。これにつきましては、ホームページにもまゆみちゃんの部屋というようなことで載せさせていただいている状況もございます。 また、各種事業におきましてはまゆみちゃん、また友好都市を結んでおります上尾市のアッピーくんをそれぞれ有効に活用させていただきながらPRをさせていただいているのも事実でございます。これら、今、表現がいいかどうかあれなんですけれども、はやりと言いますか、各自治体で競ってこのようなキャラクターを活用しながら自分の市町村をアピールしている、それに本市も同じような考え方に基づきまして進めさせていただいているというようなことでございます。 全国ということになりますとなかなか広く知っていただくのは難しい部分はあるんですけれども、年に一度実施をしておりますゆるキャラサミットというものがございまして、これにまゆみちゃん、参加をさせていただきながら、全国のゆるキャラのファンと申しますか、そういう方が大勢会場等にもいらっしゃいます。そういう方に本市のまゆみちゃん、また先ほどお話させていただきましたが上尾市のアッピー、ともに結婚したというようなことも他の市町村にはない話題というようなことでPRをさせていただいている状況でございます。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 先ほど申し上げましたように最少のコストで最大の効果というのがまず一番手法としては大事かと考えております。最少のコストと申しますのは、非常に難しいところがあると思いますので、でもどうせでしたら同じ金額を使うんでしたらその中で最大の効果を挙げられるもの、これまあ、何も事業やるにしても当たり前の話だと思うんですけれども、そういった中で考えまして、今のお話しされていたものは、費用対効果で見ると最大の成果を上げられるようなことを今の金額の中において行っているという認識であるというふうに受け取ってよろしいんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) このまゆみちゃんを、費用ということになりますと、当然作製をさせていただいた、そういうような費用がかかっております。また、当然、自分で動くわけではございませんので、職員なり何らかの形で人が対応させていただくというような部分もございます。それらの費用も当然かかるというようなことにはなります。 先ほど議員のほうからもございましたように、自治体につきましては、この費用、まゆみちゃんに幾らかかったからその効果として仮に税収を例えにするのはいいかどうかはわかりませんが、税金がその分、定住がふえて上がったとか、そういう別の意味での効果、それを期待しながらこのキャラクター部分については発信をしながら、皆さんに本宮市というものを福島県の本宮市、本宮市ってどこですかというようなそういうおただしを受けることもございます。そういうもののひとつを解消する中で、まゆみちゃんというものをつくりながら、福島県のへそ、福島県の中心であるへそだというようなことをアピールする一つの手法としてこのキャラクターを使わせていただきながら本宮市をPRをしていくと。単に対費用効果というようなことでの計算、非常に難しい部分はありますが、市としてはそういうものを含めまして全体的に市をPRする一つの手段としてまゆみちゃんを使わさせていただいているということでございますので、ご理解をいただければというふうに思います。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) ただいまご答弁いただきまして、いろんなところで少しずつでも本宮市がPRできるのであれば非常に、その点についてはよろしいかなというふうに考えております。 ここからが本題なんですけれども、私、以前から何回も申し上げておりますように、ツイッターやフェイスブックなど、基本的に無料でできるインターネットツールを利用すれば、もちろんこちら、無料でございますので一番まず安価です。 なおかつ、これはうまくすれば市民の皆様がフォローしたり、いいねをしたりして広めてくださったりしますので、まさに市民参画、協働です。なおかつチラシなどの紙媒体よりははるかに広がりやすいものですので、まさに全国に広めていけるものであるというふうに考えております。 私が今申し上げました安価で市民参画、市民協働で、全国への発信も容易であるという点に関しまして、まずどのようにお考えかお聞かせください。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) インターネットによりますツイッター、フェイスブック等につきましては、議員おっしゃるように安価で全国に発信できるということにつきましてはそのとおりだというふうには考えております。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) それでは、そういうふうに考えていただいているということで、今までも何回もこの質問行っておりますけれども、なかなかそれが実行に移せない理由はどのようなものがあるか。以前にも聞いた経過はあると思いますけれども、改めて再度お伺いしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) まず、ツイッター、フェイスブック、議員おただしのとおり、先ほどお答えをさせていただきましたが、大変、経費もかからず、なおかつ全国に発信することも容易である。また、いろんな方から拡散といいますか、広がるというような部分の利点はございます。ただし、6月あるいは9月にもお答えをさせていただいておりますが、自治体からいろいろな情報を発信するというものについては、個々の方々が自分の考えに基づきまして発信をするというものでは決してないと。責任のある情報を的確に発信をしなくてはならない、そういう責務があるというふうには考えております。そのようなことからそれらの体制、当然先進地と言われる自治体もございますので、それらの先進地等を十分勉強させていただいた上に、これらのものを実行していく場合についてはそういう過程を踏ませていただきながら進めさせていただければというふうに考えているところでございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 例えば、いろいろ理由はあると思いますけれども、責任ある発言ももちろんしなくてはならない。その上で例えば炎上・セキュリティーなどについても警戒をしなくてはいけない。または、不適切な書き込み、皆様ほかの方も書き込めますからそういったことやグレーゾーンな書き込みなども警戒しなくてはいけないと、いろいろあると思います。 炎上・セキュリティー関係につきましては、先進自治体の佐賀県の武雄市などを確認しましたところ、今のところ、数年たっておりますけれども、そういった炎上やセキュリティー関係の問題はないそうでございます。また、不適切な書き込みなどに関しましてはこちらはこういうことを書いたらある程度削除しますよという書き込み、ソーシャルメディアポリシーをきちんとこちらのほうで明記しておけば防げる問題でございます。 先ほどおっしゃいましたように、責任ある発言、そういったものも、まあ出てくるというところでございますけれども、例えばまゆみちゃんに、私なんかはイベント、こういうことありましたよってそのぐらい話させればいいんじゃないでしょうかということ以前から申し上げておりましたけれども、そういうことをまゆみちゃんに話させるだけでもやはり難しいとお考えかもう一度お伺いいたします。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) まゆみちゃんにつぶやいてもらうといいますか、そういうような感じなのかなと思うんですけれども、事業をやった中で、これも9月にお答えをさせていただいたかとは思うんですけれども、この自治体が一つの事業を始めますと、やはり定期的にそれを当然見ていただく方、いらっしゃるというふうに私は思っております。その中でやはり行政の規模等の関係もあるかとは思うんですけれども、それらの発信をする材料が非常に少ないというような場合については、仮にきょう発信して、次の発信が2週間後、あるいは3週間後になってしまったというような、そういう状況ももしかしたら出てしまうのかなと。県等についてはそのような情報、出しているというふうなことも聞いておりますが、そういうことも現実進める上では一つの問題というふうにも捉えることもできるのかなというふうに思うところでもありますし、また先ほど議員おっしゃいました先進地のお話をいただきました。先ほどのお答えの中でもお話しさせていただきましたように、先進地、当然いろいろ勉強させていただく点、多々あろうかと思いますので、今後、それらについては十分勉強させていただきながら研究をさせていただければというふうに思うところでございます。 よろしくお願いします。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) それでは、何度も掘り返すようであれなんですけれども、市として、そうやって発言など発信する場合はどうしても責任ある発言をしなくてはならないと。逆にそういったものがないイベントなどの情報発信だと、なかなか書く機会がなくなるというようなご答弁でしたけれども、御存じでしょうか。本市はまゆみちゃんで私が言ったようなツイッターを行わない現在、一般の方が公式ではないにしろ、まゆみちゃんを使って、まゆみちゃんがつぶやいているような形でのツイッターを行っております。こちらの件は御存じでしょうか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 実は、今いろいろと答弁をさせていただきましたが、私、ツイッターというものをやっておりません。そういう関係上、今お話あったことにつきましては存じ上げておりませんでした。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) それでは、一般の方が、こちらも書いている内容だけ読むと好意だとは思うんですけれども、好意にしろ何にしろ、まゆみちゃんというものを押し出して、それで一般の方が先ほど言ったような責任ある発言じゃないですよね、厳重にチェックしているわけではないですけれども。その上で、ツイッターとしてお話を拡散しております。こちらについてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 本来ですと、適切な情報でないものが広く発信されるということにつきましては、市としては大変遺憾なものかなというふうには思うところでありますが、現状、先ほどお話ありましたような、ツイッターとかフェイスブック、それらについてそれぞれ個々の個人が感じたものを発信をしていくというようなことでの状況があるのかなというふうに感じる部分もありますので、それを先ほどの話の中でありました、不適切といいますか、そういう、極端に偏ったようなものでなければ、それをどうのこうのというようなことはできないものなのかなというふう私は認識しているところでございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 私、そちらのサイバー関係の法律、私も疎いんですけれども、岐阜県でしたかね、県庁を語ってツイッターを行ったというお話とかございました。いわゆる成り済ましというものなんですけれども、ほかの自治体はセキュリティーとか炎上よりもまずその成り済ましによる誤情報の発信とか市のほうとは違う見解の発信、そういったものを一番、成り済ましにおいては恐れているわけなんですよね。そういったところを一番警戒すべきだと思うんですけれども、そちらのほうは心配ではないんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) ただいまの質問にお答えいたします。 今公室長、そういうお答えしましたけれども、多分、公室長のほうにこういう形でまゆみちゃんを使って応援したいんだというふうな話があって、そういうことであればお願いしますと言った経過はあったように私も聞いております。 それはそれで、市民の皆様、市民の方なのかほかの方なのかあれですけれども、そういう形の中で応援していただく分には私は何ら問題はないのではないかなというふうに思っていますし、その辺のチェックが必要だとすればそれはチェックをしていかなければいけないのかなというふうにも思います。 また、市としてどうしていかなくてはいけないか。市のほうではまゆみちゃんの部屋もありますし、いろんな形の中でホームページがあります。まだまだ書き込みも遅いですし、そのホームページの内容の更新も遅いです。そちらのほうの充実を私はしっかり図っていきたいというふうに思っております。 また、市が先ほど来、公室長がお話をしておりますように、これについては非常に、光の部分、今議員は光の部分をお話しでありますけれども、間違いなく影の部分が出てくる。それが役所としてやっていくこと、やっている自治体たくさんあります。ただそこの中で積極的にそれを取り入れるか取り入れないか、これは十分検討に値するものだというふうに考えています。 以上です。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) こちら、そういった経緯のほうがあられたようですので、それで市のほうが公認とまではいかないまでも市民の方にご協力してくださるんだったらという形に、今のお話だとなっているような話だったので、それでしたら市のほうもある程度、認識としてはあるということでよろしいかと思います。 また、こちらですけれども、今も光の部分と影の部分のお話、今頂戴いたしましたけれども、何事をやるにしてもメリットとデメリットというものは全ての面において存在すると思いますので、そのメリット、デメリットのほうを勘案していただいて、先ほど公室長のほうからもお話しいただきましたけれども、先進地などのほうもよくごらんいただいた上で費用と効果のほうの面もいろいろ鑑みまして、こちらのほう検討していただきたいというふうに考えております。 それでは、次の質問に移らせていただきたいと思います。 続きまして、中項目2、市内の整備計画と優先順位についての質問をさせていただきたいと思います。 大項目といたしましてまず、定住促進を掲げておりますので、定住促進を図るには、どのような施設、または設備が必要だと考えているのかをお聞きいたします。 施設とか設備と言っても、まあ非常に大きな枠になってしまいますので、防犯灯もしくは道路などの整備、もしくはそういうものではなくて公民館、または何かコミュニティ施設、どのようなものが定住促進を図るにはまず必要になってくると思うかをお伺いしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 総務部長。 ◎総務部長(佐藤栄恭君) それでは、市内の全域的な公共施設の整備というようなご質問でございますので、私のほうから考え方を述べさせていただきたいと思います。 まず、公共施設は多くは教育の施設であったり、道路や橋、あるいは今議員のおただしの中にも出てきましたが防犯灯など、いろいろございます。それらにつきましてはそれぞれの担当部署におきまして、例えば多くを占める公共施設でございましたらば、学校施設等の耐震化の推進計画など、それぞれの部署で整備計画を定めてございます。 計画がないものもございますが、これらについては整備の方針等をきちっと定めて整備をしているところでございます。 そういった中で、老朽化でありますとか、危険度でありますとか、そういったものを考慮しまして、整備の優先順位を決めまして、市のほうの自主的財政健全化計画に掲げまして、整備を進めているというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) ただいまご答弁いただきました。私の考えでいたしますと、優先順位というのはなかなかやはりつけづらいものはあるかとは思うんですけれども、強いて挙げるのであれば、まず市民の安全・安心、こういったものに関する施設設備、その次に今度利便性に関する施設設備、そして最後にコミュニケーション等そういったものに必要な施設設備ということになっていくんではないかなというふうに考えております。 そういった意味ではまず生命を守るために安全・安心に関する施設が一番重要であると考えるんですけれども、市内にはまだまだ、先ほど申し上げましたけれども、暗い箇所とか、先ほどほかのご質問のほうでは出ましたけれども、ほかの同僚議員のほうから子どもを外遊びできるような環境をつくってはどうかと。教育委員会としては、なかなかこう、危ないので、おうちのほうに真っすぐ帰るような形の指導をしているというお話ございましたけれども、そういった安全性の面から考えまして、防犯灯などが必要であるなという箇所が多くあると考えますけれども、そちらのほうは市のほうではどのように捉えていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) まず、防犯灯に関する整備につきましては、各地区の防犯協会からの要望、それから市として考えてこの地区に、この場所に必要だというようなことの計画に基づいて防犯灯については設置計画をつくっているような状況でございます。 まして、通学路、当然安心・安全という観点からすれば、通学路、そういった面を中心に整備をしているというような状況でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 私がここで申し上げたいのは、例えば防犯協会からの要望とか、あと市のほうでも確認しての暗い箇所に、まあ随時設置しているという話ではございますけれども、まだまだ暗いところが非常に市内多ございます。ですので、そういったところにやはり早急にまずはつけていくべきではないかと、優先順位から言いましても。と思ったのでご質問差し上げたんですけれども、極端に、こちら申しますと、ある程度ほかの後回しにできるようなもし予算があるんでしたらば、そういったものを使ってでも防犯灯の設置のほうがまず大事ではないかなと思うんですけれども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) 今のお話ですと、市内には大変暗い場所があるということあります。そういった中にも各地区の防犯協会のほうからも当然そういうところに欲しいという要望は上がってきています。それについては随時調査をしながら優先順位を決めてということで設置をさせてもらっているというような状況でございます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 私がここで申し上げたいのは、例えば今回の補正でなしになりましたけれども、五百川駅前の600万円の看板とか、それと安全・安心のための防犯灯、果たしてまあ、どちらが優先事項かなということを考えたときに、それはまあ、人それぞれの考え方はもちろんあるとは思うんですけれども、私としては絶対的にこちら防犯灯のほうが大事であるなというふうに考えてその質問をいたしました。 そういった予算など、割と後回しにしてもいいものをまずは安全と安心にまず第一優先で喫緊の必要性がある以外のものだったら防犯灯のほうに回せないものでしょうかというご質問です。もう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 市民部長。 ◎市民部長(金子勝英君) 当然、安心・安全のために防犯灯を優先的にということでございます。例えば、どうしても市内に暗い場所、必要だという要望もありますが、当然そういったものについては優先的に防犯灯をつけるという考えでございますが、ただしその位置によっては電柱がなかったり、あるいは電線が来なかったりとか、あるいは田園地帯の中でなかなか設置しにくいということもございまして、一概に暗いからといってその部分だけをつけるということもなかなか難しい点もありますので、時間が必要だということでとりあえずご理解をいただきたいと思います。決して優先順位から落としているということではございませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君。     〔1番 菊田広嗣君 登壇〕 ◆1番(菊田広嗣君) 何度も申し上げておりますけれども、予算というのは全て税金から成り立っております。皆さんの税金を使う以上、まずは間違いがないように、そして必要なところに適切なコストのもので、適切な早さでそういったものを投入していくというのが、まず一番大事なところではないかと考えております。 常に市民の最大公約数、不可能なこともあるかとは思いますけれどもできるだけ最大公約数の幸福を念頭に工夫を続けていただきたいということを申し上げて私の一般質問を終了させていただきます。 ○議長(國分義之君) 1番、菊田広嗣君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は3時40分といたします。 △休憩 午後3時26分 △再開 午後3時37分----------------------------------- △国分勝広君 ○議長(國分義之君) 次に、通告5番、議席21番、国分勝広君の一般質問を許します。 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) さきに通告いたしておりますところの大項目3点について質問をさせていただきます。 まず初めに、人口減少対策についてであります。 まず、一番先に大項目についてざっと質問させていただきます。 国立社会保障・人口問題研究所、通称社人研というのですか、これの人口動態推移、これ発表されたんですが、2010年に1億2,806万人いる人口、生産年齢人口が8,174万人、高齢化率が23%。これが2040年には1億728万人になって高齢化率が36%、生産年齢人口が5,787万人、約30%減少すると。その10年後には、総人口として9,708万人、高齢化率が38%、生産年齢人口が40%減の5,001万人になる。こういうことでありますが、その減少対策について本宮市に限らず、定住促進、これがいわゆる社会増を図る社会減少を少なくしようとするわけか、増にはなり得ないですから。それと自然増、特殊出生率を上げようと東京都が1.1%、全国平均が1.43%と。 それともう一つあると。これがいわゆる未婚者の解消を図っていって、ここに自然増をふやそうと。人口減少を少なくするには定住、この三通りだと思うのです。2010年のさっき言った社人研の出生動向基本調査、未婚女性の結婚希望率は89.4%であると。欲しい子供の数は2.4人。予定子どもの数は2.0人とこういうわけでありますが、さきに言ったとおり2040年、高齢化率30%で生産年齢30%減ということは、ここに附属があるんですけれども、2030年からは結局このまま未婚率が推移していけば、家族もなくお金もない高齢者は2030年ごろから急増すると。とすると、扶助費が上がって生産年齢人口が少なくなって、税収が少なくなって、簡単に言えば今目の前にある危機ではなくて忍び寄る危機であろうと。このように思うんですが、そういう現在、私の統計に、社人研の調査でありますが、2005年未婚率、25歳から29歳まで59%、30歳から34歳までで32%、見合い結婚が6.5%、恋愛が87%、こうあるんですが、最新の統計というんですが、その辺は市ではお持ちなんでしょうか。未婚率のですよ。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 未婚率ということでの調査になりますが、市としてはこの未婚率というものの市単独での調査というものはやっておりませんで、国勢調査のときに結婚しているか、していないかというような項目に基づきまして調査をさせていただいておる結果については持っております。平成22年度の国勢調査の状況でございますけれども、男性で20代の方の婚姻率については22.9%、30代については60.6%。女性については20代が31.4%、30代が69.3%というような数字的なものについては把握をしているところでございます。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) この前、森少子化担当大臣というんですか、あそこにちょこっと事務所に電話をかけて聞いて、確定的ではないですけれども、2013年ごろで38%でなかろうかと、こういう答えでありました。確定的ではないですけれども。郡山市のNPOですか、婚活支援NPO、キューピッドクラブ、ここで聞いてみたんですが、38%ぐらいではないですかと、こういう話ではありました。結局、国でも内閣府、11年に公表した調査では婚活支援実施都道府県が31件であったと。現在、日本創成会議のその結果、日経グローカルに出ているんですけれども、現在40都道府県で婚活支援をやっていると。福島県は出ていないんですが、福島県の近隣、山形県は酒田市、新庄市を中心に18市町村、新潟県は柏崎市、十日町市を中心に10市町村、茨城県は日立市、笠間市を初めとして6市町村、宮城県は栗原市など5市町村、政令市では京都府、静岡市、岡山市、こういうふうなところで婚活支援をやっているわけなんですが、福島県の現状、これは婚活支援についてはどのように考えているのかなと。何かわかりましたらお聞きしたいんですが。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 福島県の婚活の事業等の取り組みということでございますが、私の知る限りでは県として婚活事業、特別なものをセッティングをしながら事業として取り組んでいるということは、やっていないのではないかというふうに考えているところでございます。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) この前の新聞では、婚活支援をやるのに意見を募集していると、このくらい、民友新聞に出ていたんですけれども、そういうことは、何というんですか、わからないですか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 大変申しわけありませんでした。事業として取り組んでいるのかということでございましたので、婚活のいろいろな事業、実際、先ほど来、議員おただしのように山形県とか宮城県とか、いろんなところで実施をしております、県が中心となりながら。そういう具体的な事業については今のところ取り組んでいないということでお話を申し上げました。今後、地域創生の中で取り組むのか、その辺の状況についてはまだ確認をしているところではありませんけれども、県としても当然人口増対策、これはどこの自治体もそうでありますけれども、今後の政策の中では重点事項ということでの位置づけをさせていただいておりますので、その事業の一つとして、やはり結婚をしないと子どもは生まれないというその原点の部分での事業についても考えなくてはならないということでの取り組みなのかなというふうには思っているところでございます。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) 人口減るところに定住化対策、これ全国の自治体でやると。ふえているときであればいいですけれども、これはかなり困難を伴うだろうと。ここに秋田県鹿角市ですか、とにかく出産祝い金を20万円とか30万円を出すとか、住宅助成をするとか、どこでもやるんですよ。二本松市も出ていましたね、この前。消耗戦になるんではないのかなと、このように思うわけなんです。工場誘致の推進、豊田市は10億円限度で出すと、四日市市は5億円だと、こういうふうにもう消耗戦になったら大きいところ、財源に余裕があるところにかなわなくなってくるんですよ、これは。 でき得れば特殊出生率、これを上げるのも難しいんですよね。なぜならば教育資金にお金がかかるからです、一番簡単なのは。大学に子どもが1人行けば最低10万円、授業料、私立大学に入れば10万円、20万円はかかるわけですから。20万円ではとまらないですけれども。一番はやはり自然増、未婚者を少なくすると、こういうことになってくるのではないのかなと。ざっと計算すればですよ、これ2005年のデータですけれども、社人研の。30歳から34歳までこの5年間で650万人ほどいると、男女合わせて。そのうち女性が325万人、未婚率32%とすると104万人が未婚であると。これを未婚率20%に下げるとどうなるのか。10%下がるわけなんですよ。20%で65万人、104万人から65万人を引けば39万人が結婚すると。子ども1人生まれれば39万人、出生率、現在の1.4%にすれば54万6,000人の子どもが生まれて人口減少が緩やかになるだろうと。こういう計算が成り立つんでありますが、その辺ですが、特殊出生率の向上、行政では何か、特別な策はあるんですか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 今、いろいろ数字をいただきながらお話をいただきました。それでまず人口増の対策としまして定住対策というようなこと、これについてはどこでもやっているのではないかというようなおただしもいただきました。昨年から本市におきましても定住対策に取り組ませていただいております。これについてはどこでもやっているからというふうなことではなくて、我が市においては、我が市の特徴を生かしながら市外、あるいは市内のアパート等に住まれている方に、将来も本市に住んで子どもさんを生み育て、ここに定住をいただくということで、この地域を活性化をさせていただきたいというふうなことでの取り組みをさせていただいているところでございます。 出生率の関係につきましては、やはり先ほどのおただしの中にもございましたように、子どもさんが生まれますと、当然それなりにお金もかかります。現在の経済情勢ですと、なかなか給与水準が上がらないという職につかれている方も多いというふうに聞いております。それらのことも一つの要因でなかなか子どもが2人、3人、4人と生むことが制限されているのかなというような状況もあります。これらの解決する策ということでございますが、これは政策的なものからお話しさせていただきますと、これをすれば出生率が上がるという1つの単体の施策では決して上がるというふうなものは望めないというふうに考えております。定住対策と同様、いろいろな施策を複合的に絡み合わせながら生み育てやすい地域づくり、そういうものを目指すことによって、一人でも多く生んでみたいと思えるような地域づくりをすることが出生率上昇につながるのかなというふうに考えているところであります。 以上であります。----------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(國分義之君) 議長より申し上げます。 21番、国分勝広君の一般質問の途中でありますが、お諮りいたします。 ただいま午後3時55分であります。議事運営上、時間を延長したいと思いますが異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、時間を延長し会議を行うことに決しました。----------------------------------- ○議長(國分義之君) それでは一般質問を続行します。 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) 先ほどの次藤議員の質問、ありましたね、定住化の。横須賀市ではどこに転入したと、人数でなくて、どこから転入してくるのかと。あの調査書、私、見たときあるんですが、結局横浜市と横須賀市の間で人口移動が多いと。厚木市とか山梨市のほうからは来ないと。こういう調査、見たときあるでしょう。ですから例えばの話、三春町のあれですか、デンソーに勤めている人、須賀川市のほうから勤めている人、本宮市に来るという可能性は少ないですよね、多分これから考えてみて。二本松市から通っている人は本宮市が近いから移っていこうとか。ですから、横須賀市と同じくどこから来て、どこに行くのかと、この調査を本来するべきでないのかなと、人数よりもこちらのほうが大事なのではないでしょうか。この辺、どのようにお考えですか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 転入、転出等の動態調査というもので、先ほど質問の中にもありましたが、前議員の質問の中でもお答えをさせていただきましたが、当然その調査、非常に私は重要な調査だと思います。議員おっしゃるとおりであります。やはり、皆さんの意向を的確に把握をしていかなければ、的確な政策はできないというふうに思うところでありますので、十分その辺は調査、充実をさせていただきまして進めてまいりたいというふうに考えております。 また、デンソーさんのお話が出ましたが、今回つくらせていただきましたPR用のチラシ等につきましても、市外等から本市にお務めをいただいている方に一人でも多く定住をいただきたいというふうなことの趣旨から、各誘致企業等も含めまして企業さんにお配りをさせていただきまして、定住促進につなげるような対応策を現在進めさせていただいているところでございます。 追加させていただきます。 今、動態調査ということでの調査のお話をさせていただきましたが、その内容につきましては調査をし、結果の分析をしているところでございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) 小さな1番に入るんですが、婚活支援、これは私、これ2回目なんですよね。平成25年9月にも質問をしたんです。平成26年6月には根本七太議員が言っている。行政が介入して効率的な成果を上げることが難しい状況もあり、持続的な人口増加を図るため定住につながるよう住みよいまちづくりを進める。こういうわけでありますが、隣の大玉村。これは社会福祉協議会が県の補助でやっているんです。年80万円、コーディネーター2人。募集方法、新聞民友、民報、インターネット、現在まで12組が成婚したと。郡山市ではNPO法人キューピットふくしま、福島県看護連盟顧問が代表者であると。これの実績はまだ聞いていないのですが、平成26年5月に設立したと、こういうことであります。 これ、前にも1回、一般質問で話をしたと思うんですが、元厚生労働省審議官の増田雅暢さん、「これでいいのか少子化対策」という本の中で、未婚化が少子化の主要因と書いてあります。少子化対策であろうがなかろうが、子育てしやすい社会にすることは賛成です。しかし、結婚しない人がふえているという現実を無視して少子化対策を進めても効果が上がるとは思えません。少子化の直接の原因が未婚化、つまり結婚する人の減少であるにもかかわらず少子化対策として打ち出されるものは子育て支援、保育所の整備だけなのです。結婚する人の減少と子育て支援は直接結びつきませんと。これは特殊出生率を上げるのにはいいでしょうけれども、私もこのように思います。さっき言った38%。これ20%に下げれば、計算したことはないですけれども、やはりこれからは市でやったらとは言えません。社会福祉協議会、それとNPO、こういう形でやったらいかがなものかなと。そういうふうに思うんですが、その辺の、前回やらないと言ったんだから、恐らく多分、やる気はないのかなと思うんですが。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 一言に婚活ということで一くくりにしていいのかどうかわかりませんが、男女の出会いの場を創設するというようなこと、これは非常に大切な、結婚につながるためには大切なことではないかというふうに考えております。そのために、以前ですといろいろ社会教育の場でそういうものを提供したりとか、直接婚活ということではありませんが、男性と女性が集まっていろんな活動をするというような、そういう活動の中で結婚に結びついたというふうなお話も聞いておるところでございます。 今現在、市としてこの婚活事業、直接的に進めるのかということについては、まだ現在のところは婚活事業をやるというようなことは考えておりませんが、本宮市の中におきましても、先ほど大玉村では社協というようなお話がありましたけれども、民間団体の方が中心となりまして、男性と女性が集まっていろんな活動をしたりとかというヤングフェスというような、そういう活動を通じながら一つのきっかけづくりというようなものもやられているのも事実でございます。こういうようなものを、できましたら盛んにやっていただける体制づくりを、市としては進めていきたいなというふうに考えているところでございます。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) 私は紹介というのですか、30歳くらいからやっているんですよ。去年は5回ですか、頼まれて。5回というと10人いるわけなんですが、大体男性が33歳から42歳。女性が30歳から34歳。聞いてみるんですよ、先に。どうしてあなたたちは今までこういたんですかと。答えは一つしかないんですよ。出会う機会が見つからないんだと。これ郡山市で市職員をやっている女性ですけれども、大体会社員でも何でも同じなんですけれども答えは一つ。効果のほどはわからないですが、結局鹿角市でも言っています。出生数をふやすには、まず婚姻数をふやさねばならない。これまで恋愛、いや結婚までに行政が踏み込むのはとやや及び腰だったが、もはやそんなことは言っていられない。あきた結婚支援センターの登録料全額助成、婚活イベントの開催経費助成、結婚サポーターの奨励金支給など婚活支援にも力を入れ出したと。これ全国です、ここに北海道から鹿児島県まであるのですが、ほとんどではないですけれども、半数以上の市町村ですか、大体6割はやっています。このようにデータがあるんですよ。その辺を考えてみたらいかがなのかなと、こう思うんですが。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 先ほどの答弁の繰り返しになるのかなというふうには思うところでありますけれども、現状におきましては、市としては婚活ということでのイベントと直接的にかかわりながら実施をするということについては、今のところは考えておりませんが、先ほどお話をさせていただきましたように、いろいろな団体さんがございます。その団体さんの力をおかりをしながら、その方々とタイアップをさせていただきながら結婚に結びつくような形がとれるようなことで進めさせていただければというふうに考えております。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕
    ◆21番(国分勝広君) それでは2番目に移ります。 協働のまちづくりのための方策、先ほど同僚議員が質問しましたけれども、私はちょっと違う立場で、市民の考えと行政との意見の違いを、合意を図るためには、無作為抽出と公募委員を主体とする本宮市、仮称ですけれどもこれ、未来検討会議だとか、そういうものをつくるべきでないのか。今、埼玉県入間市で、住民投票で逆転というか、ちょっと言い方あれなんですが、市の意見と住民の意見が違ったと。これは千葉県袖ケ浦市、これがアクアライン開通に、駅西口を開発しよう。これも全然、市、市議会の考えと違って、住民の考えが違う。その下の君津市、新日鐵住金があるところ、あそこさえどんどん人口が減っているのにストロー効果で逆だと。やはり大都市になるとそのレベルも高い人がいっぱいいて、そういうふうになってくるんですよ。 また、私が一番言いたいのはここなんですけれども、長野県佐久市、財政力指数0.52、実質公債費比率3.0%、将来負担比率ゼロと、将来の借金はないと。経常収支比率Aが81%、Bが87%。ここで総合文化会館早期建設の陳情書が出たと、2007年。2008年に基本構想策定計画、約90億円。2009年に建設予定地30億円で購入。これ5期務めた市長が、ここで土地を買ってちょっと過ぎて、任期満了でやめるんです。新しい市長になったと。新しい市長がいろいろ考えてみて選挙活動をやってみたら全然、反対の声が多かったと。2010年に住民投票を実施すると。40回も住民説明会をしたと。2010年10月住民投票を実施。投票率54%。賛成1万2,600票、反対3万1,000票。このような結果であったと。これなど典型的な例なんですが、市民の声は、行政が市民の意見を確認した姿勢を評価する市民の声が多かった、そのことがよかったと。やはり住民が納得する社会にすることがトップとしての一番の役割であると。2013年、市民広場として整備と、このようになるわけなんですよ。賛成の2.4倍も反対者がいる。これは、行政と議会が本来市民の声を集約するべきであったと。何年もこういうことがあるわけですから、何年も前からこういう声があったんです。どちらも車で言うと、ブレーキというシステムはあるんですが、ブレーキオイルが足らなかったのかなと。そういうことをなくさなければならないのではないかなと。こういう例は確かにありますけれども、滋賀県栗東市では、京都から10分のところに新幹線の駅をつくろうと。これは県の仲介、だめになりましたけれども、今その駅の用地、土地の地価が4分の1に下がって、今、財政的に容易でないとか、さっき言った袖ケ浦市とか、本宮にも前にもありましたけれども、これは住民投票はやりませんでしたが、本宮市川辺の子ども館、中の橋の屋根かけ……。 ○議長(國分義之君) 議長より申し上げます。 ただいま一般質問でございます。質問は端的にお願いいたします。 ◆21番(国分勝広君) こういうふうに住民の意見とあれなのですが、結局何を言いたいのかというと、今までの市民参加の問題点としては、行政が作成した計画素案、いわゆるたたき台に対する個別の評価しかできないと。たたき台作成の段階で市民の声が反映されていない。計画を検討する審議会というものは組織から出てくる、団体の代表などで構成されて、その多様、広範囲の市民の意見の反映に制約がある、これが問題だろう。私も審議会ということで出ましたけれども、公募委員が大体二、三十ですか、さっき言ったとおりたたき台は最初から決まっていると。これではちょっとこれからまずいのではないのかなと。これ三鷹市の……何というのですか、総務部政策法務課長の本の中から言わせれば、これからは声なき声であった市民の意見を集め、参加の意欲は参加しやすい環境がなかった市民についても、参加の機会と場を創出することについて自治体はもっと積極的に取り組む必要がある、利害関係者だけにとどまらない多元多層の市民のあり方を今後一層考えていかなくてはならないのであろうか。その次は私なんですが、協働のまちづくりの第一歩は市民との創造的対話でないのかなと、このように思うんですよ。この辺の審議会、これからはやはり、何というんですか、公募と無作為抽出の、それを主にしてこういう審議会をやるべきではないのかなと思うんですが、その辺の考え。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) いろいろ事例を交えてご質問をいただきました。各種委員によります計画の検討、おっしゃるように現在については専門的な知識を有する有識者と関係する市民の方、あとは公募というような形の中で委員会を形成しながらひとつ計画を策定させていただいているというような状況であります。 今、お話の中にありました無作為の抽出というお話もございました。無作為で市民の方を抽出、一方的に市が抽出をしてその方にその計画の策定に当たってご意見を聞くという、そういう考え方もあるのかとは思います。しかしながら、やはり現在実施をさせていただいている公募でありますと、こういう委員会でこういう目的のものをすくい上げるために皆様方の意見、考え方をお聞かせいただく、そのために委員になっていただけないでしょうかというような形の中で委員を選出させていただいております。やはり、この無作為の抽出というものについては、今の行政の委員会等の組織の中での委員構成には若干なじまない、若干という言い方をしてしまいましたが、なじまないのかなということで私なりには思っております。 また質問の中で、たたき台、計画については決まっているというようなお話もいただきましたが、これにつきましてはいろんな委員会ございます。それについては、その委員会の中で慎重審議、皆様方から意見をいただきまして一つの計画を策定をさせていただいているというふうに私は認識しておりますので、計画ができ上がったものをお示しして、それで決定というような、そういうプロセスでものができ上がってくるというものではないということで考えておりますのでよろしくお願いをしたいと思います。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) 私は総合計画審議会も3回ほど傍聴してみたんですよ。全然意見の、あれですか、何か低調というか、座長の筋書きのようにずっと運んで、あれこれちょっと違うのではないのかなと、こう思ったから言ったんです。市長公室長は総合計画審議会を傍聴したときありますか。 ○議長(國分義之君) 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 私は傍聴したことはございません。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) それでは次、3番目に移ります。 住みよさ福島県内第1位のまちについて、これさきの質問ありましたけれども、私はよく五百川駅、あそこに行ってみるときあるんですよ。その混雑ぐあいとか、そういうところに見に行くわけなんですが、そこに自転車で来る人とか通勤客に聞いてみたんですよ。これが福島県一住みよいまちのトイレかいと、くみ取りトイレで1つしかないんですよ、あそこ。それと駐輪場、入り切れないせいもありますが。日和田駅を見てみたんですよ。これは駐輪場2メートルの、3メートル4台入るやつ、約30あると。120台くらいあるであろうと。全然雨にぬれない、脇に壁もあると。トイレは駅構内で、水洗で男女に分かれていると。これから乗降客ふえているんですよ、電車で来る人もいるわけですから。福島県一のまちにしてはちょっとこの辺粗末ではないでしょうか。その辺、見たときあるんでしょうか。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 五百川駅のトイレと駐輪場の関係でございます。駅のトイレにつきましては、JRの駅舎に設置されておりまして、管理所管はJRとなってございます。そのトイレのほう、私も確認してございますが、トイレの入り口は1つでございます。大小、各1基の便器がございまして、女性の方が利用しにくいなというような感じはしてございます。その件につきましては、毎年福島県の鉄道活性化対策協議会という協議会がございますので、そこを通じましてJRのほうに要望はしているところでございます。 あと駐輪場でございます。現在、南側のほうに駐輪場がございますが、台数的には約140台分の駐輪施設がございます。一部、50台程度は屋根つきの駐輪場でございます。ただ利用方法につきましては自由利用となっておりますので、その置き方とかそういった部分のマナー的な部分で乱雑に見えたのかなと思ってございます。現時点では、駐輪場が不足をしているというふうには感じておりませんので、しばらく利用状況を見ていきたいというふうには考えでおります。 以上です。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) 安積永盛駅も線路の東西にあって二百何十台、ちゃんと屋根もかかって、長さ2メートルの、幅が4メートルの、全然ぬれないようにできていると。本宮駅、五百川駅に限らず、本宮駅もそうですよね、屋根もかかっていない。こういう、その格好より先に中身ではないでしょうか。五百川駅、前にも乗降客を調査したとき、ちょっと紙、紛失してわからなかったのですが、約490人ぐらいだったと記憶しているんですが、あの当時よりかなり乗降客がふえているんですよ、一般の社会人。ですから、トイレをJRに頼らなくたって公衆トイレとして外に整備すべきだろうと、やはり先は中身ですよ、中身と思うんですが、そういう考えは。 ○議長(國分義之君) 建設部長。 ◎建設部長(鈴木亨君) 駅舎ではなくて駅前のほうに公衆トイレを整備してはどうかというおただしでございます。トイレを整備するに当たりましては、やはり新たに用地取得が必要になってまいります。今後、五百川駅前広場の整備事業計画を進めていく中では全体計画の中で利用者の安全や利便性、そういった部分の向上も図るための総合的な整備計画を検討していく部分になるかと思いますので、その中で公衆トイレにつきましても同じく協議をしてまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) ここに日本経済新聞の切り抜きがあるのですが、「強いまちデータは語る住みやすさ、若者呼ぶ、第一位、愛知県長久手市、2、3、4、5が沖縄県か、栗東市、山梨県昭和町、ここにあるのですが、長久手市、人口が1万2,000人もふえると。若い女性の人口がプラス20%、これ2040年の推計ですけれども。やはりこういうふうな、全国紙、ここにデータがやはり出るような何か方策は考えていかなければならないのではないのかなと思うのですが。 ○議長(國分義之君) 議長より申し上げます。 今、何番の通告で、何番の質問でしょうか。一番最後でよろしいんですか。五百川駅のトイレの……。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) 福島県内1位のまちの話です。 ○議長(國分義之君) 通告しておきましたか。 ◆21番(国分勝広君) 議長、では次に移ります。 ○議長(國分義之君) では、ただいま大項目3番の質問になるのですか。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) はい、そうですね、3番ですね。五百川駅のトイレの話。 ○議長(國分義之君) では、よろしいですか。3番の住みよさ福島県内1位のまちについての質問かと思いますので、答弁お願いします。 市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺正博君) 五百川駅のトイレ、議員お話しのように、使いづらいような状況にあるというのも私も認識をしております。建設部長も話をしておりますが、JRの管理管轄下というふうなことで駅前というような部分であれば市の持ち物の中での対応というようなこともできるのですが、現状のトイレの関係についてはそういうようなことであります。住みよさ福島県内1位のまちというふうなことの中でどうなんだというふうなことでありますけれども、これについては県内一ということでの位置づけをされておりますので、ここの場所はたまたまそういう状況でありましたので、JRのほうに強く要望させていただくという形をとらせていただくとともに、県内一ということについては誇るべきものだというふうには考えておりますので、今後も1位を継続できるような形の中で施策を展開させていただければというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) それでは2番目に移ります。 文部科学省が福島大学に農学系学部の新設の検討を始めたようですが、これは新聞に載っていたのですが、本市でも誘致は何か考えているのでしょうか。誘致運動とか陳情とか。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 話のあるのは承知しておりますけれども、詳細、県がどれだけそれについて深く取り組んでいくかという中身は承知をしておりません。そういう中で、まだ本市においては誘致するというふうな運動に動いている経過はございません。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) 郡山市では誘致運動、総決起大会を開こう、このような話でありますが、本宮市であっても農業センターの脇に、計測すると約25ヘクタールくらいの土地があるわけなんですよ。伝習の農場を含めて十分な広さはあると思いますが、誘致にある程度、そういうことをしてもよいのではないでしょうか。 ○議長(國分義之君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 何度も同じ答弁になるかもしれませんが、そういう話があるというふうなことは承知をしておりますけれども、賛否あるという話も出ております。そういう中で、本格的なそういう話があるのであれば、当然本宮市は立地、それから利便性を考えてもあるかと思いますけれども、方針がまだ全く固まっていないというふうな中でございますので、情報収集をさせていただきたいというふうに思いますし、今のところそこに向かって積極的に誘致をしているというあれはございませんということであります。情報収集をさせていただきます。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君。     〔21番 国分勝広君 登壇〕 ◆21番(国分勝広君) これで一般質問を終わります。 ○議長(國分義之君) 21番、国分勝広君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして、本日の一般質問を終わることにいたします。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれをもって終了とし、日程第5日、3月13日は午後1時30分より通告6番の一般質問から行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(國分義之君) 異議ありませんので、日程第5日は通告6番の一般質問から行うことにいたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(國分義之君) 以上をもちまして、本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後4時29分...